2ヵ月で3ラウンド。残りのお金で分散練習

月3万円のお小遣いでゴルフには2万円しか使えない、ということですが、用具や洋服代、交通費を抜きで考えると、例えばエリアによっては1ラウンド5000円台で回れるところもあります。できれば月に2回ラウンドしたいので、安いゴルフ場を探して2ラウンドし、残りは練習代に回す。

それが難しければ2ヵ月で3ランドしましょう。2ヵ月分だと予算は4万円になります。ラウンドは2回の月と1回の月があり、残りの金額を練習に使うことになりますが、僕なら練習機会を分散させます。例えば練習は週イチで3000円使っていたら、1回600円にして4~5回練習するわけです。

あなたと僕が料理教室で青椒肉絲の作り方を習ったとします。あなたは毎日作り、僕はたまに作る。どちらの方が美味しくなるかは明らかですよね。ゴルフもこれと同じで、ちょっとでもいいから毎日やっていると自然とコツがわかってきます。

ちなみに、週3回のペースで月12回練習するのと、月イチでラウンドして練習は月2回。どちらがうまくなると思いますか? 正解はどちらもうまくなります。

問題は練習の内容。月イチでラウンドする場合、練習は2回だけですが、それでも練習の内容が濃ければ上達できます。1を基準にして練習の質が2だったら練習回数X2の効果が見込めるからです。逆に質が0.5だったら、やればやるほど下手になってしまうこともある。ビギナーを除けば、ゴルファーにとって練習量は必ずしも上達と比例しません。

月2回の練習は少ないとしても、家で毎日素振りをすればうまくなれると思います。パターマットで練習しても同様。毎日3分でもいいから素振りやパターでボールを転がしたり、ゴルフのことを考える時間を持つだけでも違います。

話を戻しましょう。2ヵ月に3回やるラウンドの1回目では自分の問題点をあぶり出しましょう。スコアを崩す原因を見つけ、それを練習場に持ち帰って穴を塞ぐ練習をします。中間練習ですね。そして次のラウンドでは練習でやったことを実践してみる。実験と言ってもいいでしょう。

そこでうまくいけばOKとします。OKまでいかなければ、また持ち帰って練習して、できないことを減らし、できることを増やしていく。要はこの繰り返しで、こうやっていくうちに自分の得意パターンができてくるので、それを中心にラウンドを組み立てるようにすればいいのです。もちろんこれは月2回ラウンドする場合も変わりません。

練習やラウンドを意義あるものにするには、一人一人が“うまくなる”の定義を明確にすることです。例えば自分の強いところと弱いところを割り出して自分のゴルフを客観視し、伸ばすところを見つける。どこを伸ばすかは性格にもよりますが、やりたいことだけやっていたのでは遠回りすることになります。努力すればできることを見つけ、その部分の底上げを図るのが効率的です。

石井良介
いしい・りょうすけ。1981年生まれ。『令和の試打職人』として各種メディアに引っ張りだこの人気解説者。PGAティーチングプロA級。You tube「試打ラボしだるTV」が人気。早くからトラックマンを活用したレッスンを開始。高い経験値と分析力で正しいスイング、正しいギアへと導く指導と的確な試打インプレッションに定評がある。