1. TOP メニュー
  2. ゴルフ知恵袋
  3. ドレスコードのボーダーラインは? モックネックやジョガーパンツはOKなの?

ドレスコードのボーダーラインは? モックネックやジョガーパンツはOKなの?

知っておいて得するルール&マナーの話

2024/12/11 ゴルフサプリ編集部 真鍋雅彦

ゴルフにはウェアに関する決め事、いわゆるドレスコードがあることをご存じの方も多いと思うが、そのドレスコードが変化しつつあるのではと思って人もいるのでは? 特に最近よく見かけるモックネックやジョガーパンツ。ひと昔前なら「アウト」だったような気もするが、今は「OK」なの?
画像提供/キャロウェイゴルフ

モックネックやジョガーパンツはほぼ公認状態

「最近、プレー時のドレスコードがあいまいになってきた」。そう思っているゴルファーも多いのではないでしょうか。確かに、つい数年前までは、襟付きのポロシャツに、少し地味目なスラックス。ベルトは必須で、シャツはちゃんとインさせましょうというのが当たり前だったのですが、最近は多様性の時代なのか、個性を重んじるようになったのか、昔のような“ザ・ゴルフスタイル”でなくても許されるようになってきような気がします。

特にここ数年、よく見かけるのが、襟元にやや高さがあるモックネックデザインのシャツ(スウェット)や、ジョギングパンツを少しオシャレにしたジョガーパンツ(正式には裾がゴムやリブによって絞られているパンツ)。ツアーでもこのようなウェアを着てプレーをしている選手が出てきたことから、一般のゴルファーもどんどん取り入れているようです。

果たして、このようなスタイルでプレーをするのはありなのか? これについては、ゴルファーの中でも賛否の分かれるところです。

  • トラヴィスマシュー/T/C 裏毛長袖スウェット モックネック(MENS)/価格:1万8,700 円(税込)

  • キャロウェイ/ダンボールジョガーパンツ (MENS)/価格:1万4,300円 (税込)

賛成派の主張は、「プロが着ているんだからOKに決まっている」というもの。その主張通り、プロには誰も文句を言わないのに、アマチュアにはNOというのは、おかしな話ですよね。
しかもこれらのウェアのほとんどが、ゴルフメーカーがゴルフウェアとして発売し、ゴルフショップでも堂々と売られている商品なので、“ほぼ公認”といってもいいでしょう。

ジョガーパンツも同じこと。見た目はスラックスからほど遠いですが、太モモの辺りに、ゴルフブランドのロゴが入っていたりすると、「おお、あれもゴルフパンツなんだ」と思ってしまいます。

ゴルフ場に令和のドレスコードが発令? 知らなかったでは済まされない!?

ゴルフの虜になってもうすぐ半世紀。年間試打ラウンド数は50回。四六時中ゴルフのことばかりを考えてしまうロマン派ゴルフ作...

あわせて読みたい

ゴルフ場の取り決めに従うのがゴルファーの当たり前

一方、そんなモックネックやジョガーパンツに顔をしかめるゴルファーもまだまだ多いようです。
例えばモックネックに関しては、「あれを襟とするのはいかがなものか」「あれがOKならTシャツでもいいってことになる」という人がいますし、ジョガーパンツに関しても、「部屋着にしか見えない」「ゴルフ場にふさわしくない」という人もいるようです。

何が良くて、何が悪いかの線引きは非常に難しいのですが、そもそもドレスコードというのは、ルールではなくマナーです。しかもそのほとんどがゴルフ場独自のものであって、その作成をしているのは、会員制ゴルフ場で組織されているエチケット委員会や理事会、フェローシップ委員会など。ゴルフ場が、というよりはメンバーたちが、「ここでプレーするなら、こういう服装でお願いしますね」と提示しているものなのです。

だから、そのゴルフ場でプレーをしたいと思うなら、それに従うべき。いくらプロが着ていようが、街のゴルフショップで売っていようが、ゴルフ場が「NO」といえば、「NO」なのです。

そういう点からいっても、もしアナタが初めてのゴルフ場に訪れる場合は、必ずそのコースのドレスコードを確認することをお勧めします。特にメンバー同伴や紹介でプレーする場合、マナー違反はそのメンバーの顔に泥を塗ることになってしまうので十分に注意をしてください。

パー3のティは地面から“何センチ”が正解? 番手や打ち方によって変わる『ちょうどいい高さ』

みなさんは、パー3のティの高さをどのぐらいにしていますか? 適切な高さはプレーヤーによって変わると思いますが、ティの高...

あわせて読みたい

人気の「ツアーティー」、どの向きで刺すのが正しいの?

木製にプラスティック製や飛ぶと言われるもの、たくさんの種類がある「ティーペグ」。最近人気なのが「ツアーティー」、どう...

あわせて読みたい
真鍋雅彦

真鍋雅彦
1957年、大阪生まれ。日本大学芸術学部卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。
1986年に退社し、フリーライターとしてナンバー、週刊ベースボール、ラグビーマガジン、近代柔道などで執筆。

ゴルフは、1986年からALBAのライターとして制作に関わり、その後、週刊パーゴルフ、週刊ゴルフダイジェストなどでも執筆。現在はゴルフ雑誌、新聞などで記事を執筆するほか、ゴルフ書籍の制作にも携わっている。