笹生優花が「全米女子オープン」のトロフィーとともに凱旋!
第79回全米女子オープンで優勝した笹生優花選手の「全米女子オープン優勝記念記者会見」が、全米ゴルフ協会によって開催された。
パットは「そうは見えないかもしれないけど緊張していました」
2021年の「全米女子オープン」優勝時はフィリピン国籍だった笹生優花。その際、トロフィーともに凱旋した先はフィリピンだったが、現在は日本国籍となっており、日本での優勝記念記者会見という運びとなった。
会見の冒頭では全米ゴルフ協会のCEOであるマイク・ワン氏からお祝いのビデオメッセージが流された。その中でワン氏は、「全米女子オープン」2021年大会最終日に笹生がバーディのかかったロングパットなどを淡々と沈めていく姿を『まるで日曜日の午後のように』と表現し、強烈なプレッシャーを強いられる状況下でも強い気持ちでプレーする笹生のメンタルや人間性を褒め称えるなどし、心からの祝いを述べていた。
会見の中でパットについて触れられると、『すごく緊張はしていました。そうは見えなかったかもしれませんが。(グリーンは)ラインを読むのも難しかったですし、スピードもすごく速かったので。触るぐらいでボールがどんどん転がっていっちゃうので、すごく難しかったです。でも、安定的にパターがすごく良かったので、パターに助けられた試合だと思います』(笹生)と、パットの際には緊張していたと明かした。
笹生優花は2度目となる「全米女子オープン」優勝によって、全米ゴルフ協会史上初の“異なる国籍”による優勝経験者となり、日本勢においては男女を通じて初となるメジャー複数回優勝経験者という快挙を達成することとなったことについては、『とても光栄に思っていますし、これからもいろいろな試合に勝ってもっとレベルアップできるようになりたいと思います』(笹生)と快挙達成にも謙虚なコメント。
だが、目標は高い。「全米女子オープン」だけじゃなく、メジャーはすべて勝ちたい。それが目標でもあると言う笹生優花。マイク・ワン氏もビデオメッセージの中で言っていたが、2025年にはメジャー3勝目があるのではないだろうか。