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フェアウェイウッドとユーティリティ、ラフから打つならどっち? 判断の決め手はボールの“浮き具体・沈み具合”!

吉本舞がコーチ スコアメイクの万能クラブFW&UTの使いこなしテク教えちゃいます! VOL.8

2025/01/09 ゴルフトゥデイ 編集部

ボールがラフにあって、グリーンまでの残りの距離が長い。そんな場面でもFWやUTは重宝するクラブだ。「ボールの沈み具合をよく確認してから使うクラブを決めましょう」と吉本舞コーチ。クラブ選択と打ち方のポイントは?

GOLF TODAY本誌 No.631/110~111ページより
構成/三代 崇 写真/相田克己 協力/東京ゴルフスタジオ

ボールが浮いていれば3Wで横から払い打ちでOK!

打つ前にボールの沈み具合を必ずチェック

ボールは浮いているか沈んでいるかで使えるクラブとスイングのイメージが変わる。姿勢を低くしてボールのライを十分に確認しよう。
ボールは浮いているか沈んでいるかで使えるクラブとスイングのイメージが変わる。姿勢を低くしてボールのライを十分に確認しよう。

半分以上沈んでいればアイアン感覚でヒット

ボールの位置は変えなくていいが、クラブを上から鋭角に入れる意識を持つことが大事。
ボールの位置は変えなくていいが、クラブを上から鋭角に入れる意識を持つことが大事。

ボールが沈んでいたらUT

インパクト時のラフの芝の抵抗が強いのでロフト角が多めの5~6UTがオススメ。
インパクト時のラフの芝の抵抗が強いのでロフト角が多めの5~6UTがオススメ。

ボール半分沈んでいたら7W

ボールが半分見えていれば芝の抵抗が少なめ。この場合は7WやUTなら使える。
ボールが半分見えていれば芝の抵抗が少なめ。この場合は7WやUTなら使える。

ボールが浮いていたら3W

低めにティアップしたボールを打つときと似た状況。3Wでも比較的イージー。
低めにティアップしたボールを打つときと似た状況。3Wでも比較的イージー。

ボールが沈んでいたらUTを持ってダウンブローに打とう

ラフから打つときは残りの距離だけで使うクラブを決めないで、最初にボールの状態を確認することが重要です。ボールが沈んでいるとヘッドが大きいクラブほどインパクトで芝の抵抗を受けやすく、振り抜けなくなります。またロフト角が少ないクラブほどボールの高さが出にくいためキャリーが出ない点に注意しましょう。

ボールが半分くらい沈んでいる場合は7WかUTなら使えます。ボールが半分以上沈んだ状態はロフト角が多めのUT、完全に沈んでいたら長いクラブは避けて7~8Iかウェッジで脱出させることが第一です。ボールが浮いていれば残りの距離に関係なくどのクラブも使えます。グリーンが遠ければ3WでもOKです。

打ち方としてはボール半分か、それ以上沈んでいるときはアイアンショットのつもりでダウンブローに打ちます。ボールを右に置きすぎると高さが出なくなるので、通常の位置にセットしましょう。すくい上げようとするのは絶対禁物です。アッパー軌道となり、ボールの頭を叩いてチョロが出てしまうからです。

ボールが浮いていればクラブを短く持ち、前傾角度を浅くして構えるのがコツ。そして低くティアップしたボールを打つイメージで横から払い打ちましょう。これからの季節はラフの芝が枯れてボールが少し浮いた状態になるケースが増えてきますから、比較的イージーに打ちやすいですよ。

ボールが浮いているときはヘッドを軽く浮かせる

クラブを短く持ち、上体を起こし気味に構える。クラブが地面に届きすぎないようなアドレスを作るのがコツだ。
クラブを短く持ち、上体を起こし気味に構える。クラブが地面に届きすぎないようなアドレスを作るのがコツだ。
グリップの真ん中付近を持つくらいまでクラブを短く持つ。
グリップの真ん中付近を持つくらいまでクラブを短く持つ。

アッパーブローに打つイメージ

低くティアップしたボールを打つイメージで払い打とう。ミート率がアップし、距離を稼げる。
低くティアップしたボールを打つイメージで払い打とう。ミート率がアップし、距離を稼げる。

ココに注意!

低い姿勢で構えない

クラブを通常の長さに持ち、ヘッドを上から押さえるような低い姿勢はNG。
クラブを通常の長さに持ち、ヘッドを上から押さえるような低い姿勢はNG。
吉本 舞

吉本 舞
佐賀県出身。USLPGA Teaching&club Professionalの資格を取得し、現在は森守洋が主宰する東京ゴルフスタジオで多くのアマチュアをレッスン。一人一人の悩みに寄り添った丁寧でわかりやすい指導で好評を得ている。