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7Wで球が上がらない人、右肩下がってませんか? ボールの先を打つイメージで上から打ち込んでみて!【勝又優美・アマチュアの悩み解決】

JLPGAティーチングプロ・勝又優美が解決してきた「生徒さんから相談が多いゴルフの悩み」Case.48

2024/12/17 ゴルフサプリ編集部

勝又優美

ボールが上がりやすいはずのショートウッド(7W)で高さが出せない人がいる。その原因は「ボールを上げようという意識」があるから。ダウンスイングで右肩が下がって、すくい打ち軌道になっているという人もいるという。JLPGAティーチングプロ・勝又優美が解説。

ボールの先のターフを取るつもりで打ってもOK

アマチュアゴルファーに多いフェアウェイウッド(以下FW)のお悩みを解決するシリーズ第2弾は、Wさん・55歳のお悩みです。Wさんはゴルフ歴23年。平均スコアは92ですが、歳のせいか飛ばなくなってきたということで、新たな武器として7Wを購入したそうです。

ところがWさんいわく「球が上がりやすいということで買ったんですが、思ったより上がらなくて飛ばないんです。クラブが合っていないのかスイングが悪いのかわからなくて…」ということ。さっそく7Wを打っていただくと軒並みハーフトップ。確かに打球は上がっていませんでした。

Wさんのスイング軌道はインサイドアウトで、7Wではヘッドの最下点がボールの手前になる傾向がありました。具体的にはダウンスイングで腰が先行して右肩が下がり、ヘッドがインサイドから遅れて下りてきます。そのせいで、いわゆる地面に“ワンタッチ”してボールに当たる格好でハーフトップになっていたのです。

勝又優美
Wさんのスイングイメージ。腰が先行して右肩が下がり、ヘッドがボールの手前で最下点を迎えるワンタッチになっていた。

このような傾向がある方には、左足下がりの傾斜から打つイメージが役立ちます。すなわち、上から打ち込んで右に行かないように振る。ダウンブローをイメージすることで、インパクトに向かってヘッドが上から入ります。ボールの先のターフを取るつもりで打ってもOK。こうするとワンタッチを避けることができます。

勝又優美
上から打ち込むイメージで打つ。インサイドアウトの人がこのイメージで打つとヘッドが適度に上から入ってダウンブローになる。

ただ、上から打ち込む場合でも振り遅れることはあります。そうなってヘッドが遅れてフェースが開くと、今度はボールが上がりすぎて飛ばない事態を招くので、スイング中はなるべく両ワキを締めておきましょう。上腕が胸の上に乗った状態をキープして動く感じです。

勝又優美
ボールの先のターフを取るつもりでヘッドを上から入れる。振り遅れを防ぐため終始ワキが開かないようにスイングしよう。

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勝又優美

勝又優美
かつまた・ゆみ JLPGAティーチングプロA級。就職したホテルが所有するゴルフ場勤務となりゴルフをスタート。ゴルフを楽しむ人々にふれ、日本の大人たちを笑顔にしたいとティーチングプロの道に。2010年に認定ティーチングプロとなり13年には A級ライセンス取得。やさしくてきめ細やかな女性らしいレッスンで大人気。堀尾研仁氏主宰の「KEN HORIO GOLF ACADEMY」に所属。