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2024年の中古クラブ・オブ・ザ・イヤーは『Qi10』! 次点は『ローグST』

中古クラブ売買の裏ワザ教えます!Vol.54

2025/01/03 ゴルフサプリ編集部

中古クラブの世界で30年!中古クラブに関する知識において、レジェンドと呼ばれる中山功一氏が中古クラブの得する扱い方を伝授します。

GOLF TODAY本誌 No.632/56ページより

国内メーカーのアイアンと高級パターが売れた

2024年の中古市場を振り返ると、やはりテーラーメイドが強かったです。新製品ではピンの『G430シリーズ』やタイトリストの『GTシリーズ』が好調ですが、中古で一番人気があったのはテーラーメイド。様々なショップで話を聞きましたが、2024年の中古クラブで一番売れたのは『Qi10シリーズ』という声が多かったです。特に11月以降はマークダウンされたこともあり、さらに売り上げを伸ばしました。

テーラーメイドの場合、『Qi10シリーズ』だけではなくて、2023年モデルの『ステルス2シリーズ』や2021年モデルの『SIM2シリーズ』も根強い人気があります。

その次によく売れたのは『ローグST』です。ドライバーでも人気がありましたが、フェアウェイウッドの評価がすごく高くて、幅広い層のゴルファーが買っていきました。

11月中旬にマークダウンされたことで『Qi10』のドライバーは中古ショップで3万円台になっていた。フェアウェイウッドは2022年モデルの『ローグST』がロングセラーになっている。

中古アイアンを引っ張っていたのは『スリクソン ZX MK IIシリーズ』とブリヂストンの『221CB/222CB+』です。ウッド系は海外メーカーが独占する勢いが続いていますが、2024年のアイアン市場は再び日本の軟鉄鍛造アイアンに対する需要の高まりを感じました。

もう一つ、2024年の中古クラブの傾向としては、今まであまり売り上げが伸びなかった高級パターがよく売れたことです。オデッセイの『Ai‐ONEミルド』は中古でも4万円以上の価格がついていましたが、すごく売れました。今までの売れ筋は2万円前後のモデルでしたが、2024年は3万円台後半から4万円前後のパターが人気でした。

中古クラブ市場全体で言えば、2024年は都心にある店舗はここ数年で最高の売り上げを記録したと言われています。2025年は1月にピン、テーラーメイド、キャロウェイから新製品が発表されるという噂がありますが、3メーカーの新製品発売によって、中古クラブがどのように変動するのかも注目です。

裏ワザ〈2024年の中古市場編〉

  • 都心の店舗はここ数年で最高売り上げを記録
  • 軟鉄鍛造アイアンブームが再来した
  • 最新ドライバーは品薄で売り手市場

中山功一セレクト今月のオススメ中古No.1

ローグST MAX キャロウェイゴルフ

ローグST MAX キャロウェイゴルフ
『ローグST MAX』の3番ウッドは打球が上がりやすくて、直進性が高い。3番ウッドが苦手な人でも使いやすいフェアウェイウッドです。ソール幅は広めですが抜けがイイので、セミラフや傾斜地からでも打ちやすい。アベレージゴルファーからアスリートゴルファーまで使えて、打感も日本人好みです。

中山功一(なかやま・こういち)

かつてはフェスティバルゴルフでゼネラルマネジャーを務めるなど、中古クラブ業界に携わって約30年。ゴルフ雑誌での連載、中古ゴルフクラブ関連の著書も多数。テレビ東京系列「なんでも鑑定団」にも鑑定士として出演。

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