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コストコボールってどうなの? 飛びとスピンをツアーボールと比べてみた!

2024/12/29 ゴルフサプリ編集部

コストコ,カークランド,試打

会員制の倉庫型スーパー、コストコ(Costoco)で売っているカークランドシグネチャー(KIRKLAND Signature)のボールが気になっているゴルファーは多いのでは? そこで、2ダース入りのBOXで4880円(編集部購入時)、1球約200円のボールの性能を確かめるべく、人気のツアーボールと飛距離やスピン量を比べてみた。

1球200円のウレタン3ピースボールの実力はいかに?

GARMIN,コストコ,カークランド,試打

高価格帯のボールはダースで7000円前後、1球約600円。できれば、そうしたボールを使いたいが、なかなかそうもいかない。そんなゴルファーにとって、1球200円のコストコボールは、気になる商品であることは間違いないはず。

2023年にリニューアルされる以前から、コストコのボールは3ピースのウレタンカバーボールだ。ディンプルは338個。商品名は「Kirkland Signature 3-piece Golf Ball V2.0」となっている。コストコの公式サイトの説明では、カバーは柔らかく、ドライバーではスピンが減り、番手が下がるごとにスピンが増えると書かれている。また、耐久性の向上によって長く使えるとのこと。
ディスタンス系かスピン系かでいえば、スピン系。ツアーボールをイメージして開発されたボールなのだろうか。

今回の試打検証では、GARMINのハイグレード弾道測定器・ゴルフシミュレーター「Approach R50」を使用し、ドライバー・アイアン(#7)・ウェッジ(40ヤード)でデータを測定。比較対象には、タイトリストのNEW プロ V1を用意した。掲載する測定結果は、性能差がわかりやすいものをピックアップした。
テスターとして、ゴルフサプリや月刊ゴルフトゥデイの試打企画でお馴染みの高橋良明プロに協力してもらった。

【コストコボールの飛距離性能を調査】

ドライバー/コストコボールの測定結果

ドライバー/コストコボールの測定結果

ドライバー/NEW プロ V1ボールの測定結果

ドライバー/NEW プロ V1ボールの測定結果

コストコボール
キャリー/249.1ヤード
トータル/268.8ヤード
ボールスピード/65.6m/s
バックスピン/2459rpm
スマッシュファクター/1.47

NEW プロ V1
キャリー/258.1ヤード
トータル/281.8ヤード
ボールスピード/66.6m/s
バックスピン/1848rpm
スマッシュファクター/1.50

主な測定結果をまとめると上記のような結果となった。試打をした高橋プロはどのような印象を受けたのだろう。

『まず、打感が思っていたよりもやわらかくて驚きました。これなら硬いと感じる人は少ないんじゃないですかね。飛距離ですが、この価格帯のボールとしては十分な数字だと思います。スマッシュファクターも1.47となっていますし、良い数字です。ただ、スピンが少し多くなるのかな、という印象です。NEW プロ V1のほうが、僕にとっては理想的なスピン量で、コストコボールよりも600回転くらい少ないですよね。スマッシュファクターも1.5、さすがプロ V1。でも、このスピン量の差はヘッドスピードが45m/s以上くらいから出てくる差のような気がしますね。コストコボールを選んで使うのは、40m/s前後の一般的なゴルファーが多いでしょうから、気にするようなことではないと思います。1球200円のボールの性能としては、その価格以上の飛びを備えていると言っていいでしょうね』(高橋)

次は、アイアンとウェッジで試打測定

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