コストコボールってどうなの? 飛びとスピンをツアーボールと比べてみた!
【コストコボールの飛距離とスピン量を調査/アイアン編】
アイアン(#7)/コストコボールの測定結果
アイアン(#7)/NEW プロ V1ボールの測定結果
さて、次は7番アイアンで計測してみた結果を紹介する。
コストコボール
キャリー/146.2ヤード
トータル/154.1ヤード
ボールスピード/48.5m/s
バックスピン/6094rpm
打ち出し角度/23.0度
最高到達点/30.7m
スマッシュファクター/1.34
NEW プロ V1
キャリー/153.1ヤード
トータル/162.4ヤード
ボールスピード/49.3m/s
バックスピン/5288rpm
打ち出し角度/22.8度
最高到達点/31.3m
スマッシュファクター/1.36
『7番アイアンのスピン量としては、コストコボールは十分な数字が出ます。それから、10球とも同じような測定結果になったので、安定感があります。製造誤差みたいなものは感じませんでしたね。これは好印象です。ただ、初速や飛び方を見るとイマイチ飛ばないような印象がありますね。同じヘッドスピードの測定結果があったので、その結果を見ていただければよくわかると思います。キャリーでは7.1ヤード、トータルでは8.3ヤード、プロ V1のほうが飛んでいます。
バックスピン量はコストコボールのほうが、少し多く入っていました。ドライバーでもそうだったので、スピンが入りやすいボールなのかもしれませんね。
ただ、スピン量が多いから、スピン性能はコストコボールのほうがツアーボールよりも優れている、とはなりません。この数値が物語っているのは、プロ V1は速く低く出て高く上がって、飛んで止まるということ。コストコボールは、スピンがかかって上がって止まる、ということです。当然ながらプロ V1のほうが優れています。ですが、コストコボールもアイアンショットにおいて、不十分と思える点はありません。
最後に打感ですが、コストコボールはドライバーで打った時と同様に、硬い感触はありませんでしたが、つぶれ感が多いほうではないですね。やわらかいとまではいきませんが、悪い打感ではありません』(高橋)
最後にウェッジで試打した結果を紹介
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