これまで2回に渡り、自分で合うクラブ合わないクラブの判断の仕方をお伝えしてきました。そこでは判断材料となる1球目の重要性クラブを持ち替えたときの1球目の重要性を解説しております。

セルフフィッティングの方法としてやって頂きたい1球ごとにクラブをかえる持ち替え作業。

この持ち替えの確認作業で、注意事項があります。
それは、1球ごとに持ち替えながら練習をしていると、途中で、全部が当たらなくなってしまう症状が出てしまうことです。

これは何が起きているか? というと、せっかく当たっていたクラブの次に、打ちにくい、振りにくいクラブを打つことによって、体の動きがその打ちにくいクラブを修正して打つように、クセがついてしまうからです。

やはり、ミスショットが出ると、次はナイスショットを打ちたいですよね?
そうなると、事前に打ったクラブで、自分の中で勝手に次のショットはそのクラブをうまく打てるような、タイミングやテンポにしようと反応していまいます。

よしんば、次のショットでそのクラブが打てたとしても、前のクラブに戻った時に、やはりまたミスショットになってしまう、という確率はかなり高いです。
1本の打ちにくいクラブが原因で、他のクラブすべてが打ちにくくなってしまう、典型的な例です。

ということが起った時に、では、どちらのクラブを基準に調整していった方が良いのか? ということになります。
これは繰り返しになってしまいますが、上記しましたように、なるべく短いクラブに合わせて行った方がうまく行く方が多いです。

その理由として2つのことが挙げられます。

①よりコースでの使用頻度が高いクラブを基準にした方が良い。

ドライバーは、多くて1ラウンドで14回です。
アイアンは、もしかしたら毎ホール使うようなコースだと、18回以上使います。
ウェッジも、状況には寄りますが、ドライバーより回数が多い方が多いです。
コースでの使用頻度から、どのクラブを基準にした方が良いかを考えてみましょう!

②重たいクラブを基準にしていった方が振り感をそろえやすい

例えば、ドライバーを基準にしてクラブを選んでいったとしましょう。そして、まずは、自分に合う最適なドライバーを探したとしましょう。
上記しましたように、よく飛んで振り感の良いもの目指していくと、たいていの場合、ドライバーは軽くて長いものになりがちです。それを基に、下の番手を選んでいくと、アイアンも結構軽いものを選ぶ流れになっていきます。

ところが、フルショット系のクラブはそれでも良い感じになりやすいのですが、コントロールショットがメインなってくるウェッジになると、軽すぎるものはかえって打つのが難しいということが起こりやすいです。
では、そこで、ウェッジだけ重くする、ということをしてしまうと、今度はその重量差で、ウェッジもアイアンも打てなくなってしまう、ということが起こりかねません。

ドライバーから選んでいくと、このような結果が想像できてしまいますので、であれば、最初はウェッジを基準にしていくことで、上に行くほど、軽すぎないクラブになり、つながりも良くなりがちです。
そして、皆さんご存じのように、ゴルフは最終的にはやはりショートゲーム勝負になります。

ということであれば、そのショートゲームが最もやりやすいセッティングにすることを目指していただければ、自ずとスコアがまとまりやすいセッティングになっていると考えていただけると嬉しいです。

ダグ・三瓶(だぐ・みかめ) ブリヂストンスポーツ、アクシネット ジャパン インクと日米2つの大手メーカーに所属。その中でクラブ開発、ツアー担当、マーケティング、フィッティングなどを担当。ツアーレップ時代にはあのボブ・ボーケイ氏に日本で唯一の弟子と認められていた。現在、フリーとなり迷い多きアマチュアゴルファーにアドバイスを送ってくれることとなった。