最新モデルじゃないのに!? ツアーで勝った2024 優勝ドライバー7モデルを試打で再評価!
2024年の国内ツアーで優勝者はどんなドライバーを使用していたのか? 調べてみると最新モデルではないドライバーを使用している選手がチラホラといた。どんなドライバーなのか、それぞれの特性を振り返ってみよう。
(ゴルフトゥデイ本誌No.631より)
試打と使用プロのスイングをもとにクラブの特性を紹介
2024シーズンの優勝者は、男子15人、女子19人で合計34人だったが、同じモデルの使用者がいるので、優勝ドライバーは20モデル。その中から、2023年以前に発表・発売されたモデルをピックアップ。それぞれのモデルを誰が使用しているのかに加え、試打企画でお馴染みの高橋良明プロが試打結果と使用しているプロのスイングの傾向から、どんなゴルファーにマッチするのかを紹介する。 “優勝”で実力が証明されているドライバーなのだから、その魅力をあらためて確認したい。
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タイトリスト TSR4【2勝/使用選手:幡地隆寛】叩いて飛ばすためのコンパクトヘッド
球のつかまりとスピン量はかなり控えめ。また、430㎤のコンパクトヘッドで、積極的にフェースローテーションを使うスイングにマッチするモデルです。ドライビングディスタンスがツアー4位の幡地プロのパワーを受け止めながら、ボールコントロール性を発揮するハードヒッター向けのモデルです。
キャロウェイ ローグST MAX LS【1勝/使用選手:木下陵介】ヘッドの操作性と適度なやさしさ
ニュートラルな球のつかまりと弾道の高さ、適度な低スピン、高いヘッドコントロール性が特徴です。2024シーズンは股関節を痛めているため、球筋をフェードに変えたという木下プロが賞金王争いに加われているのは、クラブの操作性と適度なやさしさが貢献していると思います。フェードで飛ばせるモデルです。
ブリヂストン B2 HT【1勝/使用選手:阿部未悠】オートマチックに球がつかまって上がる
球のつかまりと上がりやすさが抜群で、オートマチックにハイドローが打てるクラブです。やさしさに加えて高初速と低スピンも得られるので飛距離も出ます。大きなスイングアークでナチュラルに振り切って、球を“つかまえる”“上げる”動きはクラブに任せることで、安定したショットが得られます。
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