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【キャロウェイ エリート ドライバー 最速試打】芯を外したほうが飛ぶんじゃない!? Ai 10X FACEの“補正力”がハンパない!

2025年1月7日発表のキャロウェイ「ELYTE」ドライバーを最速試打レポート

2025/01/07 ゴルフサプリ編集部

すごいぞ「Ai 10K FACE」。進化は「補正力」に現れていた!

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比較試打に用意したのは2024年モデルの「パラダイム Ai SMOKE MAX」ドライバー(10.5度/S)と「ELYTE」ドライバー(10.5度/S)。試打者はゴルフサプリの試打企画でお馴染みの高橋良明プロ。計測はトラックマン、ボールはツアーボールを使用した。

まず、見た目の違いだが、「ELYTE」は「Ai SMOKE MAX」よりも、フェースの幅が広く、ほんの少しだがシャローになっている。そして、クラウンの頂点の高さが「ELYTE」のほうが低くなっていることと、マットな仕上げになったことで投影面積が若干大きく見える。

『ELYTEのほうがやさしそうに見えますよね。フェースのトゥ側も”逃げて”ないし、単純に大きく見えるから安心感があります』(高橋プロ)

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次に、打ってみての第一印象はどうだったのだろうか。

『打感はELYTEのほうがチタンぽいというか、金属的な弾きを感じます。硬いという印象はなくて、打感としては心地良いと思います。体感としては、ELYTEのほうが初速が出ている感じがします。でも、計測してみると芯で捉えた時の初速の差は、ほとんどありませんでした。違いを感じたのは、打ち出し角度とスピン量です。試打クラブのロフトが10.5度なので、もう少しスピンが入るはずなのですがELYTEは2400〜2500弱におさまって安定していました。打ち出し角度も大きすぎず、自分にとってはほぼ理想値でした』(高橋プロ)

下の計測データは「ELYTE」ドライバーを10数球打ってもらった中から、平均値に近いものをピックアップしたもの。

『ELYTEの9.5度のヘッドも打ってみたかったですね。おそらくもっと良いデータが出て、飛んでくれたと思います。全体的にブラッシュアップされたということについては、納得の結果だったと言えます』(高橋プロ)

ELYTEドライバーの計測データ(芯)

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「ELYTE」に対する期待値のハードルが高すぎるのかもしれないが、芯で捉えた打球の比較では、十分違いはあるとはいえ、そこまで驚くような違いは感じられなかった。やはり、ここは芯を外して打ったらどうなるのか? を試してみるしかない。ということで、高橋プロにトゥ側に外した打点で「ELYTE」と「Ai SMOKE MAX」を比較してもらった。すると、期待通りの面白い結果が得られた。

ELYTEドライバーの計測データ(トゥ)

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上が「ELYTE」、下が「Ai SMOKE MAX」でどちらもトゥに外して打ってもらった計測データの一例だ。これも10球ずつ打ってもらって、違いがわかりやすい計測データをピックアップした。

『新しいAi 10K FACEの真骨頂は、打点を外した時に発揮されるのだと思います。普段使っているドライバーだったら、絶対にドロップしてキャリーが190ヤードくらいになるような打点なのに220ヤードもキャリーしています。初速も落ちていないし、加えて曲がりませんでしたね(笑)。何球外して打っても、本来なら左に曲がり始めるところで、グッと堪えて真っすぐ飛んで行きました。補正力が“ハンパない”です。スピンが減った分、前に行く力が強くなって飛距離も伸びちゃっています』(高橋プロ)

Ai SMOKE MAXドライバーの計測データ(トゥ)

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上の計測データを見てもらえればわかるように「Ai SMOKE MAX」の補正力も十分にすごいのだが……。

『Ai SMOKE MAXの補正力もすごいですけど、打ち比べるとELYTEのすごさがよくわかりました。Ai SMOKE MAXのほうがトゥに打点を外した時っぽい打球になるんですよね。とはいえ、許容範囲内ではあるのですが、ELYTEよりは左に5ヤードくらい着弾地点がズレますし、スピンも少し増えていました。縦距離の変化もAi SMOKE MAXよりELYTEのほうが小さいので、芯を外した感じがしませんね(笑)。最新モデルのELYTEがもたらす違い、進化は、このハンパない補正力ということですね』(高橋プロ)

Aiフェースの“すごい進化”は、補正力の進化だったということのようだ。打点が安定しないという自覚がある人は、進化した「ELYTE」の補正力を比較試打で確かめてみてはいかがだろうか。