現実にはあり得ないレイアウトのホールでの戦い
フロリダ州パームビーチガーデンズに新設された専用の室内競技場「SoFiセンター」で行われたTGLは、テクノロジーを駆使してデザインされた仮想コースをプレーしました。
パー5はフェアウェイが3方向に分かれているホール。
729ヤードの距離があって安全ルートで3オンを狙うか。捉えるには300ヤードのキャリーが必要になり崖の上に切り立つ“浮島”を狙って2オンをめざすかの選択を迫られるホールなど、実際に造るのは不可能ともいえるレイアウトのコースが舞台となりました。
選手が意外に戸惑っていたのは
試合は最初の9ホールは3人の選手が交代で打ち、続く6ホールはシングルスで対戦する15ホールでのマッチ。ホール毎の勝敗でポイントを多く獲得したチームが勝利となります。
意外だったのは、フルショットはともかく、グリーンを狙うコントロールショットが打ちにくそうなことでした。
TGLでは50ヤード未満は形状(傾斜)を変えられるグリーンに向かって実際にプレーします。
ティショットなど130ヤード超のショットは35ヤード先のスクリーンに向かって。
50〜129ヤードは21ヤード先のスクリーンに向かって打つので、当たり前ですが、ピンを見て感じる距離感は作りようがありません。
全6チームの24選手のPGAツアー合計勝利数は230。メジャーも33勝の実績を誇ります、コースでは風や高低差。気温や湿度なども加味して距離感を調整することに人並み外れて秀でた人たちだけに、逆にやりにくかったのかもしれません。
「監督」がいれば面白みが増すかも?
通常のゴルフと違ってタイムアウトがあったり、ポイントを加算できる「ハンマー」があったりするのは新たな試み。ですが選手は目の前のプレーに夢中になってしまうだけに、客観的に状況を判断できる監督的な人がもうひとりいると、より面白くなりそうです。
松山英樹の登場が多いに楽しみ その理由は
松山英樹とマキロイの所属する「ボストン・コモン・ゴルフ」は1月27日午後6時半(日本時間28日午前8時半)にウッズ擁する「ジュピター」と初戦を行います。
ここで楽しみになのは、選手がマイクを付けているので、松山の英会話が聞けそうなことです。
PGAツアー記録の通算35アンダーで優勝した「ザ・セントリー」でも、グリーンサイドでのインタビューでは英語での質問を通訳が訳そうとしたのより先に答えていました。
試合では選手とは談笑していることもよく見られます。
ヴェールに包まれた?松山の英語力がどんなモノなのか見られるかも、というのもTGLならではかもしれません。
何もかも新しい試みの初戦ということで、この日は選手も何かと戸惑っているようでしたが、徐々に慣れていくでしょう。
来週の次戦はタイガーのプレーが多いに楽しみです。
(文/森伊知郎)




