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テクニックに効く
転がしやロブショットを自在に操れる！ボールを投げるイメージで体を動かしてみて！【中井学のアプローチ】

転がしやロブショットを自在に操れる！ボールを投げるイメージで体を動かしてみて！【中井学のアプローチ】

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2025/01/10　ゴルフサプリ編集部

ボールを狙ったところに投げる時には、どう体を動かそうかなんて考えない。この自然な動きをアプローチに重ねると？驚くほど自由自在にボールを操れる、と言う中井学。転がしもロブショットも自在に打てる“ボール投げアプローチ”を解説してもらおう。
写真／相田克己　協力／こだまゴルフクラブ

中井学のアプローチ画像はこちら

歩きながら打てば転がし、体を開きながら打てばロブショット

アプローチでは下手投げでボールを投げるイメージが役に立ちます。利き手で目標に向かって投げるのと同じ感じでストロークすると距離感が合うというわけですが、これと同じことは球を打ち分ける場合にも言えます。

すなわち、手前から長い距離を転がしたい時、ボールをフワッと浮かせたい時も、投げるイメージを重ねることで打ち損じがなくなり、うまく寄せることができます。

まず、ピンまで障害物がないところで長い距離を転がしたいケースですが、この場合、ある程度強い球を打つ必要があります。上に飛ばすのではなく、前に行く球が打ちたいのですが、そんな時はボールを投げながら前のめりに動くイメージが有効です。

ピッチ＆ランで寄せる場合には下手からポーンと投げるイメージでしたが、転がす場合には打ったあと、目標方向に右足を踏み出すようなイメージで打ちます。こうすると結果的に左足体重でインパクトでき、打ったあとヘッドも低く出るのでボールが上がりません。また、前のめりに体を使いますから目標方向に強い球が打てるんです。

強く転がるボールを投げた時のイメージでアプローチすると、左足体重のインパクトになりフォローでヘッドが低く出る。

一方、球をフワッと上げたい時は、ボールを投げ上げるイメージが役立ちます。極端に言えば真上に投げ上げる感じ。右足体重で左足を後ろに引きながら投げる人がいるかもしれませんが、それでもOK。すごく高く投げると誰もがそうなります。体を開いてクラブをインサイドに振り抜くのが高い球を打つ時の動き方だからです。

フワッと浮く球を打つにはボールを投げ上げるイメージが有効。本気で高く投げると、投げる瞬間は右足体重になって体が開く。

やってみるとわかりますが、このように体を使って打つとフォローでヘッドが跳ね上がるような動きが入ってフワッと高く上がるボールが打てます。

左足を引き、体を開きながら打つと、右足体重のインパクトになってフワッと浮く球になる。

もちろんここで紹介したのは体の使い方のイメージですから、この通りに動かなければいけないわけではありません。知っておいていただきたいのは、これほど極端ではないとしても、多かれ少なかれ体はこのように動いているということ。プロは歩きながら打ったり、左足を引いて体を開いたりはしませんが、外見ではわからないだけで、必ずこのように体を使っているのです。実戦はさておき、練習ではこれくらい大胆に動いてみることをオススメします。

レッスン：中井学
なかい・がく／1972年4月14日生まれ、大阪府出身。2003年からプロコーチとして活動し、数多くのツアープロの初優勝に貢献。40歳を過ぎてからプロテスト合格を果たし、トーナメント出場。アマチュアレッスンにも定評があり、YouTubeの「中井学ゴルフチャンネル」では登録者約25万人の実績を持つ。