TOP メニュー
ツアー速報・関連情報
平田憲聖が8バーディ、1ボギーの63、首位でホールアウト！　【ソニーオープン2日目】

平田憲聖が8バーディ、1ボギーの63、首位でホールアウト！　【ソニーオープン2日目】　

2025/01/11　ゴルフサプリ編集部

リーダーボードを駆け上がり首位でホールアウト。最終的には1打差3位となったが決勝も期待！（写真は2025年ソニーオープン　撮影／GettyImages）

アメリカPGAツアー「ソニーオープン」2日目（10日＝日本時間11日）は63で回った平田憲聖が単独首位でホールアウトした。昨年末の予選会では2打及ばす5位までに与えられるツアーカードをゲットできない悔しい思いをした。今シーズンは下部ツアーを主戦場にする意向だったが、主催者推薦で出た今大会で会心のプレー。ここからアメリカン・ドリームをつかみ取れるか。

画像をまとめて見る

1ラウンドの残りと合わせ1日で９バーディ！

この日の平田は、前日に日没サスペンデッドとなった第１ラウンド（R）の３ホールでひとつ伸ばすと、すぐさま始まった第２Rは1番から4連続バーディを奪います。
最初の２ホールは２メートル以内のチャンスを確実にモノにし、4番では８メートルをジャストタッチで決めます。
12番で入れたバーディパットは10メートル。スタッツを見てもパーオンしたホールの平均パット数は「1.42」で全体の2位。パットのスコアへの貢献度を示す「ストロークゲインド・パッティング」でも「3.341」で4位でした。
第２Rは８バーディ、１ボギーの63（パー70）で回り、ホールアウト時点では単独首位。最終順位は1打差の3位となりましたが、週末の決勝Rに向けて、大いに期待がかかります。

2打差で出場資格を逃したQスクールの悔しさを晴らしたい

平田は昨年末に行われた、PGAツアーの出場資格をかけた予選会（Qスクール）で最終日に64と追い上げました。それでも2025年シーズンの出場資格を得られる5位以内には2打差の8位と悔しい結果に終わりました。
下部のコーンフェリー・ツアーの出場資格は得たため、ここでシーズン30位以内に入って来年のPGAツアーの出場資格をゲットすることをめざす意向でした。
それが主催者推薦での出場することができた今大会で大躍進のチャンスを得ました。

優勝なら即資格ゲット！

今大会では1983年の青木功。2022年の松山英樹と過去に2人の日本人優勝者が誕生しています。平田が3人目となればもちろん、PGAツアーのメンバーとなり、今シーズンの残りと2027年シーズンまでの出場資格を獲得します。
優勝できなかった場合でも、平田のようにシーズンの出場資格を持たない選手がトップ10に入ると、次の試合（メジャーなどは除く。今回は次週の「アメリカンエクスプレス」）に出ることができます。
ここでもトップ10に入れば翌週の「ファーマーズ・インシュアランス・オープン」に出られるようになります。
こうやってポイントを稼ぎ続ける。あるいは今後主催者推薦を得たりマンデーを突破してPGAツアーの試合に出て順位相当のポイントを稼ぐと、今シーズンの場合でいうと前年のポイントランキング125位までの次のカテゴリー「ノンメンバーでのTop125 」のカテゴリーに入ることができ、出場優先順位は「下部ツアーの30位以内」や「Qシリーズのトップ５」よりも上位となります。

どれぐらいのポイントを稼げば

では、どれぐらいのポイントを稼げばいいのでしょう。
2024年シーズンのランキング125位の選手の獲得ポイントは「283」でした。
「ソニーオープン」など「レギュラーイベント」では2位になると300ポイントを獲得するので、“当確”となりそうです。
ただしＰＧＡツアーは日没や悪天候によるサスペンデッドを回避するために、2026年から各試合の出場人数を減らす方針なので、いわゆる「シード権」はこれまでの125位から100位へとボーダーラインが上がります。
昨シーズン100位だった選手は413ポイントだったので、2位では足りなさそうです。
ちなみに獲得ポイントは3位で「190」。5位は「110」で10位だと「75」です。
とはいえ、決勝ラウンドでは優勝をめざして頑張ってほしいですね。

（文/森伊知郎）