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グリーンが凍る冬のゴルフ。何時にスタートすれば快適にプレーできるの?

冬でも快適にプレーできる時間帯を教えます

2025/01/15 ゴルフサプリ編集部 真鍋雅彦

温暖化といわれながらも、それなりに寒さがやってくるこの時期。ゴルフ場も寒さの影響を受けて、早朝だとグリーンが凍っていたり、日没が早くてホールアウトする頃にはくらくなるだけでなく、グッと冷え込んだりします。そんな冬に、少しでも快適にプレーするには何時にスタートすればいいのか。考えてみました。

早朝の寒さだけでなく、日没も気にしなければいけない冬ゴルフ

「冬のゴルフ場はかなり厄介」だと思っている人も多いはず。夏のように“深くて強いラフ”はないものの、芝は薄くて、アプローチではボールが拾いづらくなったり、早朝は地面が凍結していることが多く、ドライバーショットのランが増える代わりに、グリーン狙ったショットはボールが跳ねて止まらなかったり。

また、凍っていたグリーンが、時間が経つにつれて霜が溶けて水っぽっくなり、スタート時点とはまったく違った距離感が求められることも。

このようなコースの変化だけでなく、寒さのせいで体が動きにくくなるほか、厚着になる分、いつものようなスイングができないというのも冬ゴルフを難しくしている要因になっています。

それならば、できるだけ“温かい時間帯”にプレーをしようと思う人もいるでしょうが、冬は日没が早いため、温かくなってからのスタートだと、日が陰ってきて、冷え込んできたりすることもあります。

となると、いったい何時ごろスタートするのが最もいいのか? 大いに悩むところです。

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ベストは9時スタート。同じことを考える人が多いので早めの予約を

このことを、関東では比較的温暖な千葉県成田市のゴルフ場で、1月の某日にプレーをするという想定で考えてみましょう。

当日の日の出は、6時50分で7時台の気温は-2度。徐々に気温は上がり始め、9時台で3度、10時台で5度となります。最高気温の9度になるのは13~15時。そこから気温は下がり始め、日没を迎える16時45分には5度まで下がります。

この気象状況から考えると、9時ごろスタートするのがベストといえるでしょう。

ハーフ2時間30分で昼食休憩が1時間とすると、9時にスタートすれば15時にホールアウトできるので、日没の影響を受けることはありません。9時30分スタートでも、ギリギリ間に合いそうですが、10時スタートだと日没間近になるし、冷え込みも厳しくなります。

ただ、ゴルフ場の混み具合によっては、プレー時間が長くなることも考えられます。大人数のコンペが入っていたり、土日祝日だとハーフで3時間近くかかることもあると思った方がいいでしょう。

そういう事態が予想される場合は、8時30分ごろスタートした方がいいかもしれません。先ほどもいったように、朝は気温が低い上にグリーンの凍結なども考えられるので、できるだけ早朝は避けたいところですが、疲れが出始めた終盤での寒さと暗さは、それ以上に応えるからです。

このシミュレーションはあくまでも一例。当然のことながら、プレーする地域、日程によって寒さのピークや日没時間は変わってきます。なので、まずはプレー日によって状況を確認することが大事です。

もうひとつ気をつけたいのは、ほとんどのゴルファーが同じようなことを考えることです。誰しも温かい時間帯にプレーしたいと考えるので、8時30分から9時30分の時間帯は混み合うと考えましょう。

できるだけに快適にプレーをするためにも、早めに予定を立てることをオススメします。

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真鍋雅彦
1957年、大阪生まれ。日本大学芸術学部卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。1986年に退社し、フリーライターとしてナンバー、週刊ベースボール、ラグビーマガジン、近代柔道などで執筆。

ゴルフは、1986年からALBAのライターとして制作に関わり、その後、週刊パーゴルフ、週刊ゴルフダイジェストなどでも執筆。現在はゴルフ雑誌、新聞などで記事を執筆するほか、ゴルフ書籍の制作にも携わっている。