- TOP メニュー
- ツアー速報・関連情報
- TGLの2戦目にタイガー・ウッズが登場! 涙あり、爆笑ありだった試合の結果は??
TGLの2戦目にタイガー・ウッズが登場! 涙あり、爆笑ありだった試合の結果は??
テクノロジーと実際のプレーを融合させたゴルフの新リーグ「TGL」2戦目が14日(日本時間15日)に行われ、タイガー・ウッズが初登場した。3人対3人のチーム戦で争う試合には敗れたものの、試合中には腹を抱えて爆笑。思わず涙までにじませるシーンもあった。(写真/Getty Images)
いきなり「ハンマー」を行使したウッズ
ウッズが所属するジュピター・リンクスGCと、コリン・モリカワを擁するロサンゼルスGCとの対戦となったこの日の試合の最初のショットはウッズでした。
「TGL」はホール毎にいいスコアだったチームにポイントが入るルール。さらに「ハンマー」を使うと加算されるポイントが「1」プラスされます。
負ければ失うポイントも増えるので、前週の初戦ではお互いに慎重でしたが、ウッズはショットの前に「ハンマーを使う」意思表示のタオルを投げました。
これには雰囲気を盛り上げるとともに、観客や視聴者に「ハンマー」のルールを効果的に周知させる意図もあったのでしょう。
このホールは引き分け。最初にポイントが動いたのは、なんとウッズの信じられないようなミスショットがきっかけでした。
2番ホールでウッズはピンまで101ヤードのショットを30ヤードもオーバーさせてボールはグリーン奥の池へ…
着用しているマイクを通じて「何が起きたのかわからない」と苦笑いのウッズ。
残り50ヤード未満になると実際のグリーンに向かってプレーしますが、50~129ヤードのショットは、21ヤード先(135ヤード以上は35ヤード先)の巨大スクリーンに向かって打つため、ウェッジで繊細な距離感を出すようなショットはフィーリングがつかみにくいのかもしれません。
「タイムアウト」で慎重にラインを読んだものの…
3人が順番にショットする「トリプルス」最後の9番ホールは、ロサンゼルスが「ハンマー」を行使して、ウッズが2・5メートルのパットを決めなければ2ポイントを失う状況。マイクを通してラインを読んでいる会話が聞こえてきますが、3人の読みが一致しない様子です。
「ショットクロック」ルールで1打は40秒以内に打つ必要がありますが、時間がどんどん減っていきます。
この場面でウッズがコールしたのが「タイムアウト」。
「TGL」ではバスケットボールなどと同じ「タイムアウト」が前半9ホールの「トリプルス」と後半6ホールの「シングルス」で2回ずつ取ることができます。
開幕戦では両チームとも不慣れなためか使われることがありませんでしたが、ここはさすが創設者のウッズ。これでラインを読む時間を稼ぎます。
ですが、選手のクセや性格などを加味してラインを読むキャディとの共同作業ではなく、全員が選手ですから、「自分ならこう打つ」との感覚が強いようでなかなかまとまりません。
結局ボールはカップ横を抜けてこのホールも失いました。
「ハンマー」を拒否しない、という駆け引き
後半の「シングルス」に入った10番ではジャスティン・ローズが2メートル弱のパーパットを打つ直前に「ハンマー」をコール。先に行使していたジュピターCCが受け入れると(拒否権もあり)このホールで3ポイントが加算。ローズがパットを決めれば11-1となり、勝負は大方決まってしまう状況でしたが、ジュピターCCは受け入れます。
ロサンゼルスにとっては意外だったのでしょうか。ローズはこのパットを外してしまいます。こんな駆け引きがあるのも、通常のゴルフとは違う面白さですね。
ウッズが腹を抱えて笑い、涙まで流したシーンとは
試合は12-1でロサンゼルスGCが大勝し、終盤は点差が開いてしまいましたが、ハイライト?ともいえるシーンが14番パー3でありました。
ティショットをバンカーに入れたケビン・キスナーの2打目はトップしてピンを直撃。グリーンの逆サイドまでオーバーします。
かなりのスピードでピンに当たったボールはどちらに跳ねるかわかりませんから、グリーン上にいたウッズとマックス・ホーマは一瞬身をかがめますが、結果がわかると両チームの選手とともに腹を抱えて大爆笑。
「あんなショット、見たことがないよ」と言ったウッズは笑いすぎて涙までにじませていました。
フロリダ州に新設したアリーナで、PGAツアーと重ならない平日の夜に開催する試合は2時間ほどで終わるというこれまでのゴルフの概念を覆す試み。
この日のウッズによって多くの人が面白さを知ることになったでしょう。
(文/森伊知郎)
日本人選手はどうだった?「ソニーオープン」を深掘りして見えた、PGAツアーの過酷さ
アメリカPGAツアー「ソニーオープン」最終日(12日=日本時間13日) は通算16アンダーでニック・テイラーがニコ・エチャバリ...
ピン G440 ドライバー【最速試打】“飛び重心”でG430超えの飛距離性能って本当!? 石井良介が打ってみた!
ピンのニューモデル「G440」シリーズが発売されることが2025年1月15日に発表された! 「G430」シリーズが2022年11月11日発売...
【テーラーメイド Qi35 ドライバー】飛ばせる人の幅がググーッと広がった? 初速・つかまり・上がりやすさが明らかアップ!
テーラーメイドのカーボンウッドの4代目「Qi35」シリーズドライバーが2025年1月8日13時に発表された。「Qi35」は“飛ぶだけで...