アドレスで左肩を下げる動作を取り入れ、軸が傾かないように心がけています(西郷)

アドレスではあえて左肩を下げスイング軸を右に傾けない

2023年の途中までフェードを持ち球としていた西郷真央。ところが、シーズン中に寝違えてしまい、首に負担がかからないスイングを模索した結果、以前持ち球にしていたドローに戻すことにしたという。

「寝違いが頻繁に起き、首痛がなかなか治らなかったのが大きいですね。ドローはジュニア時代の持ち球でしたが、プロに転向後もインテンショナルに打つならフェードよりもドローのほうが打ちやすく、スムーズに移行できました」

その西郷がドローを打つ際に気をつけているのが、体の軸が右に傾き過ぎないことだ。

「正面から自分のアドレスを見た時、上半身が右に傾いていないことをチェックしていました。疲れてくると、右肩が下がり、軸が傾くからです。その結果、左への曲がりが大きくなるので、アドレスの前に左肩を下げる動作を取り入れ、軸の傾きを押さえました」

軸の傾きがなければ、スイング軌道も安定し、打ち出したい方向へボールを放つことができたという。

また、ドローを打つ場合、クラブフェースでボールをしっかりとつかまえる動きが必要となる。

「練習によってその動作を自分の中に取り入れることができました」と西郷。インパクト前からフォロースルーにかけてリストターンを行いながら、開いたフェースを閉じることで、ボールに自然なドロー回転を与えている。

2024年は米ツアーを主戦場にしていた西郷だが、部門別ランクの平均飛距離では驚異の261.26ヤードをマーク。2023年の国内ツアーでの同データ、245.81ヤードと比べると15ヤード以上の飛距離アップを実現している。この飛びがルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得への大きな足がかりとなったことは間違いないだろう。

フェードを打っていた頃のアドレスは右肩が下がり足幅も狭かった

米ツアーで〝ルーキーオブザイヤー〟獲得!

西郷真央
(さいごう・まお)Mao Saigo
2001年10月8日生まれ、千葉県出身。22年には初優勝から一気に5勝を飾り一躍ツアーの中心選手に。23年にも1勝を挙げツアー通算6勝。24年からは主戦場を米ツアーに移し、見事な活躍で新人賞を獲得した。島津製作所所属。


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