タイガーとの対決が期待されたが

チーム戦形式のTGLは、各試合ともメンバー4人のうち、どの3人が出場するのかが事前に発表されます。
ボストンのロスターはローリー・マキロイ、アダム・スコットとキーガン・ブラッドリーの3人で松山は外れました。
TGLは6チームが総当たりで一度ずつ対戦して、上位4チームがプレーオフに進出します。つまりタイガーとの直接対決は最初で最後かもしれないので、日本のファンとしてはガッカリですね。

日程的には、致し方ない

もっとも松山のスケジュールを見ると欠場は致し方ないところです。
今週はトリーパインズでの「ファーマーズ・インシュランス」に出場で、来週は同じカリフォルニア州で開催される「AT&Tペブルビーチ・プロアマ」にエントリーしています。
TGLの試合はすべてフロリダ州で開催されるので、合間に飛行機で4~5時間を要し、時差も3時間ある大陸をまたいだ移動をするのはコンディションの面から現実的ではありません。
ボストンは翌週も試合がありますが、松山は2016、2017年と連覇している「WMフェニックス・オープン」にも出ることが見込まれ、この間にフロリダまでTGLのために移動することはないと予想されます。

西海岸にもTGLの施設があれば…

ボストンの3戦目は2月17日のザ・ベイGC戦。これも昨年優勝した「ジェネシス招待」最終日の翌日です。PGAツアーはこの大会までが「西海岸シリーズ」(ウエストコースト・スイング)なので、TGLに出るには大陸横断の移動が必要。今後はそうなっていくのかもしれませんが、選手の移動の負担を考えると西海岸にもTGLの試合ができる施設がほしいところです。

デビュー戦は2月24日?

4戦目の2月24日になると、ようやく前後とも松山は例年出ない試合となっているので、ここには出てくると思われます。
これまでに開催されたTGLを見ると、ピリピリムードが漂うこともあるいつものPGAツアーとは違い、笑顔の絶えない試合展開。
時には対戦相手と舌戦を繰り広げ、その模様は選手が着用してマイクを通じて配信を通しても聞くことができる。
プレーするコースのレイアウトは、現実のコースとはかけ離れた大胆なデザインと、これまでのゴルフとは全く違うといっていいTGLの舞台で松山がプレーする姿を早く見たいものです。

PGAツアーとの“相乗効果”で「マスターズ」への弾みに

TGLは3月4日までがレギュラーシーズン。上位4チームによる準決勝 (一発勝負)が3月17または18日。そして2戦先勝の決勝が3月24&25日(1勝1敗となった場合は25日にダブルヘッダーで第3戦を実施)というスケジュールになっています。
松山にとってはこの間に優勝経験のある「WMフェニックス・オープン」と「ジェネシス招待」もあり、シーズンが終了した翌々週は「マスターズ」。
現実のゴルフ(PGAツアー)と半バーチャルのTGLとの“相乗効果”のような形で2021年以来、2度目のグリーンジャケットへ調子を上げていってほしいですね。

(文/森伊知郎)

※参考 TGLボストンと松山が出場しそうなPGAツアーの主な日程 (日付は現地時間)

1/27 TGL ボストンVSジュピター

1/30~2/2 AT&Tペブルビーチ・プロアマ

2/4 TGL ボストンVSロサンゼルス

2/6~9 WMフェニックス・オープン

2/13~16 ジェネシス招待

2/17 TGL ボストンVSザ・ベイ

2/24 TGL ボストンVSアトランタ

3/3 TGL ボストンVSニューヨーク

3/6~9 アーノルド・パーマー招待

3/13~16 プレーヤーズ選手権

3/17または18 TGL準決勝

3/24&25 TGL決勝シリーズ

3/27~30 ヒューストン・オープン

4/3~6 バレロ・テキサス・オープン

4/10~13 マスターズ