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金谷拓実の安定したショットの秘密!「いつも同じアドレスを作ることがなにより大切」

2024男子ツアープロからの直コメからスイングを分析! 進化し続ける男子ツアーの技術!金谷拓実

2025/02/03 ゴルフトゥデイ 編集部

金谷拓実

2024男子ツアーで活躍した選手の中から7人をピックアップして、自らのスイングのポイントについて語ってもらった言葉から、彼らの強さの秘密に迫るシリーズ。第2弾は金谷拓実。

ゴルフトゥデイ本誌No.632より

気づかない内にアドレスは崩れている

金谷拓実

トータルドライビングとは平均飛距離とフェアウェイキープ率をポイント換算して算出された数値で、飛んで曲がらないことの指標となる。金谷拓実は2024年シーズンで1位を獲得しており、年間を通して安定感の高さを誇る要因になった。安定したショットを繰り出すために大事にしているのがアドレスだ。

「常に同じように構えられることが大事ですね。そのために練習では器具を使って、ボールの位置や足の幅など、常に同じセットアップができるように練習しています」。 

アドレスは気づかないうちにズレてしまっていることが多いと金谷。そんな微妙な狂いを日頃から認識できるようにしておくことが、安定感の高さに繋がっている。 

また、金谷はスイングテンポも重要な要素だと言う。

「自分の中で深呼吸をして、そのときに振ったスイングが一番テンポがいいと感じています」。 試合で心拍数が上がった状態だだと打ち急ぎなどが起こりやすい。そんな状況でも、自分にとって良いテンポで振れるよう鍛錬している。

LESSON POINT

無意識にズレてしまうアドレスが最も大切

効率が良く、精度の高いショットを打つためには、常に同じ構えを作ることが条件になる。当たり前のことを徹底することで自信を持ってスイングすることができる。
効率が良く、精度の高いショットを打つためには、常に同じ構えを作ることが条件になる。当たり前のことを徹底することで自信を持ってスイングすることができる。

正確性の高いショットを打つには再現性の高い動きが必要になる。常に同じ動き、同じテンポで振るために金谷が心がけているのがいつも同じように構えられること。止まっているボールを打つゴルフだからこそ体の微妙なズレがミスショットに繋がってしまう。当たり前のことを当たり前のようにやることが何よりも大事だというのが金谷の流儀。簡単そうでなかなかできなことを徹底する点に金谷の強さの秘密がある。

金谷拓実

金谷拓実
(Yogibo)TAKUMI KANAYA
1998年生まれ。広島県出身。2024年シーズンは開幕戦の東建ホームメイトカップを含む2勝・最終戦までもつれた賞金レースを制して初の賞金王を獲得した。また、年間を通して優勝を含めるとトップ10以内が11試合と安定感の高さが光った。安定感の秘訣として考えられるのがトータルドライビング1位という数値。飛んで曲がらないティショットが賞金王への後押しとなったことは間違いない。その秘訣はアドレスにある。来季はPGAツアー参戦が決定。


男子ツアープロからの直コメからスイングを分析!

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