今どきドライバーは左手をかぶせて握れ! 飛ばすなら開閉を抑えてフェース面をキープ。
【オジサンでも飛ばせるドライバーレッスン!】 人気コーチ・大西翔太がわかりやすくレクチャー|筋トレ不要の飛距離アップ法 04
ストロンググリップに握れば体幹の回転を使いやすくパワー効率が上がる
左手のナックルが3つ見えるまでかぶせたら、右手のヒラも左手甲の向きと揃えて握りましょう。親指と人さし指のツケ根を締めておき、ツケ根のV字は両手とも右肩に向けます。
こうすると腕のローテーションが過度に入らなくなります。インパクトエリアで腕を左側に回旋するとフェースが大きくかぶるので、アドレスしたグリップのままでスイングしやすい。フェースの開閉が入らないため、フェースを長くスクエアにキープしやすく、直進性が高いという特性とマッチして真っすぐ飛ばしやすいということです。
ストロンググリップに握れば腕のローテーションが入りにくい代わり、「トランクローテーション」が使いやすくなります。
トランクローテーションとは体幹のローテーションのことで、要はカラダの回転主体でスイングしやすいということです。
カラダの回転というと肩の回転を連想するかもしれませんが、お腹を意識したほうがいいでしょう。バックスイングではお腹を右に回して、お腹を左に回してフォロースルーへと向かうイメージでスイングしてみてください。
カラダが硬くなって肩が回りにくいという人でも、お腹の回転を意識すれば腰や肩もスムーズに回転しやすくトランクローテーションの動きがイメージしやすいと思います。
今のドライバーは最初から真っすぐ飛ばしやすい機能を備えています。それを補うのがストロンググリップなのです。
キャリアの長いゴルファーの方々にウィークグリップが比較的多く見られます。左手を深くかぶせているつもりでも、実際は握りが浅くなっているケースもよくあります。
自分のグリップを鏡などに映して、左手のナックルが3つ見えるかどうかチェックしてみてください。






大西翔太
おおにし・しょうた
1992年6月20日生まれ、千葉県出身。水城高校ゴルフ部を経てティーチングプロの道に進む。日本プロゴルフ協会公認A級の資格を取得。現在はジュニアゴルファーの育成に尽力する一方で青木瀬令奈のコーチ兼キャディをつとめる。メンタルやフィジカルの知識も豊富で、24年は安田祐香のメンタルコーチとして初優勝に貢献。女子プロの大西茜は実妹。

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