カリフォルニアシリーズのハニーディップ仕上げは2009年モデルだけ

「カリフォルニア・ソノマ(California Sonoma)」

スコッティ・キャメロンのカリフォルニアシリーズは、2009年から2014年にかけて展開された人気のパターコレクションです。その中でも特に注目されたのが、2009年モデルにだけ発売された、美しいハニーディップ仕上げを施したモデルです。

ハニーディップ仕上げとは、特殊な熱処理を施すことで生まれる独特のブロンズカラーのフィニッシュで、光の加減によってゴールドやアンバーのように輝くのが特徴です。この仕上げは、見た目の美しさだけでなく、耐久性や防錆性を高める効果もあり、多くのゴルファーを魅了しました。

2009年は、コンパクトなヒールシャフトのマレット型の「カリフォルニア・ソノマ(California Sonoma)」、クラシックなアンサータイプ(ブレード型)のカリフォルニア・モントレー(California Monterey)、モントレーにスラントネックを採用した「カリフォルニア・モントレー1.5(California Monterey 1.5)」、ミッドマレットデザインの「カリフォルニア・デルマー(California Del Mar)」が発売されました。

その後、モダンなミッドマレットデザインの「ファストバック(Fastback)」、幅広のブレード型でストレートなストローク向けの「スクエアバック(Squareback)」などもシリーズに加わりました。

「カリフォルニア・デルマー」(California Del Mar)

2011年には、カリフォルニアシリーズが大幅にアップデートされました。この年のモデルからは、以下のような革新的な改良が加えられています。

「Deep Milled(ディープミルド)」フェースになり、よりソフトな打感となって好評でした。そして、いくつかのモデルでは、アライメントを向上させるために、ヘッド後方に2本のサイトラインが搭載されました。トゥ&ヒールのバランスを最適化し、ストローク中の安定性を向上させるソロヒールバランスデザインという改良もありました。

さらに、ハニーディップに加え、上品で落ち着いた光沢を持つブラックミスト仕上げが登場。反射を抑えたマットな見た目が、プロやアマチュアから高い評価を受けました。

2013年モデルでは、グリップやソールウェイトの選択肢が増えたことで、プレイヤーの好みに合わせたカスタマイズ性が向上しました。そして、2014年にはカリフォルニアシリーズの最後のモデルが登場し、その後、新たなコンセプトを取り入れた「セレクト」シリーズへと移行していったのです。

カリフォルニアシリーズのハニーディップ仕上げは、今でも多くのゴルファーに愛され、コレクターズアイテムとしても高い価値を誇るとともに、長年にわたりプレーヤーを魅了し続けています。

中古相場は1万9800〜3万3800円です。

中山功一(ナカヤマコウイチ)
かつてはフェスティバルゴルフでゼネラルマネジャーを務めるなど、中古クラブ業界に携わって約30年。ゴルフ雑誌での連載、中古ゴルフクラブ関連の著書も多数。テレビ東京系列「なんでも鑑定団」にも鑑定士として出演。