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ツマ先下がりの傾斜が苦手な人は試してみて! 「右足カカトを浮かせて打つ」と正確にインパクトできる【藤田寛之のアプローチ】

スコアが5打よくなる! 藤田寛之が教える寄るアプローチの極意 第12回

2025/03/17 ゴルフトゥデイ 編集部

スコアが5打よくなる! 藤田寛之が教える寄るアプローチの極意

ツマ先上がりの傾斜はクラブを短く握り母趾球に体重を乗せる

チップインが狙える状況でもツマ先上がりやツマ先下がりの傾斜がわずかでも加わるとミート率が低下し、球を打ち出す方向がズレてしまう。この原因と対策をレクチャー。

GOLF TODAY本誌 No.634/98~101ページより
取材・構成・文/小山俊正  撮影/相田克己  取材協力/葛城ゴルフ倶楽部

ツマ先上がり&ツマ先下がり

極意1 前後のバランスを整える

平らなライの時と同様体の回転を使って左右対称に振る。

藤田寛之
バランスが崩れないようにアドレスの重心位置をキープ。
藤田寛之
そのまま、リズムよく打つことが大事。

打ち方は変えずにセットアップを工夫しよう

ツマ先上がりはわずかな傾斜でもボールがつかまりやすく、左に飛んだり、フック回転がかかって打球が止まらずにピンをオーバーすることがあります。

私はまず、アドレスで体とボールの距離が近くなるぶん、クラブを短く握ります。そして、両足の母趾球に体重をしっかり乗せ、前後のバランスを整えます。傾斜なりに構えるとカカト体重になってしまい、クラブがボールに届かなくなるので注意しましょう。

ミスを防いで方向性をよくするテクニックは二つ。一つは、ボールを通常より右に置きます。右足の前が基本で、ハンドファーストに構えましょう。もう一つは、フェース面が目標の右を向くようにフェースを少し開きます。打ち方を変えると複雑になってしまうので、このようにセットアップを工夫したほうがシンプルで簡単です。

【テクニック1】ボール位置は右足の前

右足の親指から小指までの幅の中でボール位置を調整する。スタンスはややオープンに。ボールを左に置くと引っかけやすくなるので注意。
右足の親指から小指までの幅の中でボール位置を調整する。スタンスはややオープンに。ボールを左に置くと引っかけやすくなるので注意。

【テクニック2】フェースを少し開く

傾斜がきつくなればなるほど、ボールがつかまり左に飛びやすくなるため、フェース面が目標の右を向くようにフェースを少し開く。
傾斜がきつくなればなるほど、ボールがつかまり左に飛びやすくなるため、フェース面が目標の右を向くようにフェースを少し開く。

母趾球に体重を乗せる

アドレスはヒザを軽く曲げながら、両足の母趾球に体重をしっかり乗せ、前後のバランスを整える。左右の体重配分は5対5が基本。
アドレスはヒザを軽く曲げながら、両足の母趾球に体重をしっかり乗せ、前後のバランスを整える。左右の体重配分は5対5が基本。

カカト体重はNG

傾斜なりに構えると体重がカカト側に乗り過ぎてしまい、クラブがボールに届かなくなる。ヒザを伸ばした棒立ちのアドレスもミスの原因。
傾斜なりに構えると体重がカカト側に乗り過ぎてしまい、クラブがボールに届かなくなる。ヒザを伸ばした棒立ちのアドレスもミスの原因。

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