ツマ先下がりの傾斜が苦手な人は試してみて! 「右足カカトを浮かせて打つ」と正確にインパクトできる【藤田寛之のアプローチ】
スコアが5打よくなる! 藤田寛之が教える寄るアプローチの極意 第12回
極意2 右足カカトをほんの少し浮かす
【ツマ先下がりの傾斜】右足カカトを浮かしてミスヒットを防ぐ!


クラブを上から入れる

下から入れるとミスが頻発

極意3 ヒザをしっかり曲げる
ヒザの角度でボールとの距離を調節
ツマ先下がりの傾斜は、ツマ先上がりとは反対に体とボールの距離が遠くなる(体から離れる)ため、ボールに正確にコンタクトすることが難しく、ダフリやトップ、プッシュアウトなどのミスが出がちです。
ボールが足もとより低い位置にあるぶん、アドレスでヒザをしっかり曲げることが鉄則。母趾球だけでなく、足の裏全体で前後のバランスを整えながら、ヒザの角度と前傾姿勢でボールとの距離を調節しましょう。ヒザを曲げずに前傾姿勢を深くして構えるのはNGです。
また、低い位置にあるボールをすくい上げようとして、クラブを下から入れたり、インサイドから振り下ろしたりすると、ボールの手前の地面を叩いてしまいます。
このミスを防ぐには、アドレスで右足カカトをほんの少し浮かせてみてください。右足カカトを上げることで、クラブが上から入りやすくなり、過度なインサイド・アウト軌道を修正できます。
同調性を高めて振る



ボール位置は真ん中かやや右

スタンス幅で傾斜に対応


藤田寛之
ふじた・ひろゆき
(葛城ゴルフ倶楽部)
1969年6月16日生まれ。168㎝、70㎏。福岡県出身。レギュラーツアー18勝、シニアツアー3勝。2012年は年間4勝を挙げ、43歳にして初の賞金王に輝いた。23年は日本シニアオープン優勝。リカバリー率1位を4回も獲得している「寄せの達人」。

左足上がり・下りの傾斜はこれでカンペキ! 構え方と打ち方の極意をわかりやすく解説【藤田寛之のアプローチ】
打球がグリーン周りの傾斜地に止まるとアプローチの難易度が高くなる。今回は左足上がりと左足下がりの傾斜からピンに寄せる...

スピンをかけなければいけない場面で藤田寛之は? 『ウェッジのフェースをほんの少し開いた上で鋭角に入れる!』
アマチュアが憧れるのが、キュッキュッと芝を噛んで止まるスピンアプローチ。ボールにバックスピンをかけるにはどうすればい...

パッティングでショートのミスは厳禁。成長スピードが変わる2つの方法とは?
ゴルフにミスはつきものだが、そのミスに対してどう向き合い、どう対処すればいいのか。ここがレベルアップの重要なポイント...