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ツマ先下がりの傾斜が苦手な人は試してみて! 「右足カカトを浮かせて打つ」と正確にインパクトできる【藤田寛之のアプローチ】

スコアが5打よくなる! 藤田寛之が教える寄るアプローチの極意 第12回

2025/03/17 ゴルフトゥデイ 編集部

極意2 右足カカトをほんの少し浮かす

【ツマ先下がりの傾斜】右足カカトを浮かしてミスヒットを防ぐ!

右足カカトは上げ過ぎるとバランスが悪くなるのでほんの少しでOK。
右足カカトは上げ過ぎるとバランスが悪くなるのでほんの少しでOK。
右足カカトを浮かす方法は、ミスヒットが多くて悩んでいる人にオススメ。通常は右足カカトを地面につけ、足の裏全体で前後のバランスを整える。
右足カカトを浮かす方法は、ミスヒットが多くて悩んでいる人にオススメ。通常は右足カカトを地面につけ、足の裏全体で前後のバランスを整える。

クラブを上から入れる

右足カカトを浮かすと、鋭角な入射角が作りやすくなり、ボールに正確にコンタクトできる。インに引いたり、インから振り下ろす動きも防げる。
右足カカトを浮かすと、鋭角な入射角が作りやすくなり、ボールに正確にコンタクトできる。インに引いたり、インから振り下ろす動きも防げる。

下から入れるとミスが頻発

クラブを下から入れたり、インサイドから振り下ろしたりすると、ボールの手前を叩いてしまう。結果、ダフリやトップのミスが頻発する。
クラブを下から入れたり、インサイドから振り下ろしたりすると、ボールの手前を叩いてしまう。結果、ダフリやトップのミスが頻発する。

極意3 ヒザをしっかり曲げる

ヒザの角度でボールとの距離を調節

ツマ先下がりの傾斜は、ツマ先上がりとは反対に体とボールの距離が遠くなる(体から離れる)ため、ボールに正確にコンタクトすることが難しく、ダフリやトップ、プッシュアウトなどのミスが出がちです。

ボールが足もとより低い位置にあるぶん、アドレスでヒザをしっかり曲げることが鉄則。母趾球だけでなく、足の裏全体で前後のバランスを整えながら、ヒザの角度と前傾姿勢でボールとの距離を調節しましょう。ヒザを曲げずに前傾姿勢を深くして構えるのはNGです。

また、低い位置にあるボールをすくい上げようとして、クラブを下から入れたり、インサイドから振り下ろしたりすると、ボールの手前の地面を叩いてしまいます。

このミスを防ぐには、アドレスで右足カカトをほんの少し浮かせてみてください。右足カカトを上げることで、クラブが上から入りやすくなり、過度なインサイド・アウト軌道を修正できます。

同調性を高めて振る

右足カカトを地面につけている時のスイング。打ち方は通常のアプローチと同じで、体の回転と腕の振りを同調させることが大事。
右足カカトを地面につけている時のスイング。打ち方は通常のアプローチと同じで、体の回転と腕の振りを同調させることが大事。
クラブは短く握らずヒザをしっかり曲げて構える。
クラブは短く握らずヒザをしっかり曲げて構える。
ヒザを曲げずに前傾姿勢を深くすると手打ちのミスを招く。
ヒザを曲げずに前傾姿勢を深くすると手打ちのミスを招く。

ボール位置は真ん中かやや右

高く上げたい時はボールを真ん中に、低く出したい時はやや右に置く。
高く上げたい時はボールを真ん中に、低く出したい時はやや右に置く。

スタンス幅で傾斜に対応

アプローチは狭いスタンスが基本だが、傾斜がきつい場合はスタンスを広くして下半身を安定させる。
アプローチは狭いスタンスが基本だが、傾斜がきつい場合はスタンスを広くして下半身を安定させる。




藤田寛之

藤田寛之
ふじた・ひろゆき
(葛城ゴルフ倶楽部)
1969年6月16日生まれ。168㎝、70㎏。福岡県出身。レギュラーツアー18勝、シニアツアー3勝。2012年は年間4勝を挙げ、43歳にして初の賞金王に輝いた。23年は日本シニアオープン優勝。リカバリー率1位を4回も獲得している「寄せの達人」。

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