1. TOP メニュー
  2. テクニックに効く
  3. 飛距離
  4. ドライバー、マン振りしているのに飛ばない…、ボールの近くに立ちすぎていない!

ドライバー、マン振りしているのに飛ばない…、ボールの近くに立ちすぎていない!

『小池正次が回答! ドライバーの飛距離の悩み Q&A 』VOL.1

2025/03/17 ゴルフサプリ編集部

小池正次

飛距離優先型のレッスンで定評の小池正次がアマチュアの悩みに回答する「ドライバーの悩み Q&A」シリーズ。第1回は「ドライバーを頑張って振っているのに飛距離が出ない」というクエスチョン。小池がいうには、「飛ばない原因はアドレスにあることが多いんです」とのこと。原因は2つ考えられるそうで、今回は1つ目の原因の解決法を教えてもらおう。

構成/三代 崇 写真/渡辺義孝 協力/丸山ゴルフセンター

A「ボールの近くに立ちすぎていない? シャフトの長さにマッチした間隔を覚えましょう!」

ボールの近くに立ちすぎるとインパクトが詰まりやすく、スムーズに振り抜けない

自分ではドライバーをしっかり振っているつもりでも飛ばないと悩むゴルファーは多くいます。力んで振り回すのはよくありませんが、適度な力感をキープしてスイングしているのに思うように飛距離が出ないという人は、スイングそのものよりもアドレスに原因があることが多いのです。

  • 小池正次

    きちんと当てたい気持ちからボールの近くに立ちすぎているゴルファーが多い。

  • 小池正次

    近くに立ちすぎるとインパクトが詰まりやすいため、クラブをしっかりと振り切れない。

一番はボールの近くに立ちすぎているケースです。ボールの近くに立ったほうがきちんと当てやすいイメージをお持ちかもしれませんが、カラダとボールの間隔が狭いと棒立ちの姿勢となり、下半身が安定しにくいですし、スイングが小さくなってしまいます。

クラブを振るスペースが狭いためインパクトが詰まりやすく、他人から見れば振り切れていないスイングとなりやすい。インパクトで上体が起きたり、フェースが開いたりということにもなりやすくミート率が上がりません。

中にはボールから遠く離れて構えている人もいますが、この場合はインパクトでカラダがボールに近づくために突っ込み打ちになりやすい傾向があります。どちらかといえば近くに立ちすぎている方が比較的多いですから、しっかりとスイングしている割には飛ばないという人はアドレスの間隔を一度チェックしてみてください。

ドライバーを気持ちよく振り切れる「適切な間隔」を把握すれば飛ばせます!

ドライバーを物差し代わりにしてカラダとボールの適切な間隔を知ろう

ドライバーショットのカラダとボールの適切な間隔を知るには、ドライバーのシャフトの長さを基準にしましょう。まずボールの前に立ち、ボールをクラブフェース面のトゥ寄りにセットします。この際、ボールの位置が左足カカト内側の延長線上となるように。そしてドライバー左足の前に倒して、グリップエンドと左足カカトが揃った位置で立ちましょう。

これがドライバーを気持ちよく飛ばせるようになるアドレスの間隔の基準となります。左足とボールの間隔をつかんだら以下の手順でアドレスの姿勢を完成させましょう。

・左足をその位置のままで右足を広げて直立の姿勢になる。スタンスの幅は肩幅か、それよりも少し広いくらい。

・クラブを両手で水平に持ち、腰の前にあてがう。クラブを背中側に少し押し込み、軽くお辞儀をする感じで上体を前傾させる。

・両ヒザを軽く曲げて、両腕を自然に下げたポジションで両手をグリップする。

この手順でアドレスを完成させると、今までボールの近くに立ちすぎていたり遠くに離れすぎていたりしていたことが実感できるでしょう。フィニッシュまでクラブを気持ちよく振り切れるようになり、飛距離がアップするはずです。

体とボールの間隔がちょうど良くなる「飛ばせるアドレスの作り方」

適切な間隔を知るには、まずクラブフェースのトゥ寄りにボールをセットする。
適切な間隔を知るには、まずクラブフェースのトゥ寄りにボールをセットする。
ボールが左カカト内側の前となるように立ち、クラブを左足の前に倒す。
ボールが左カカト内側の前となるように立ち、クラブを左足の前に倒す。
倒したクラブのグリップエンドの位置と左足のカカトを揃える。
倒したクラブのグリップエンドの位置と左足のカカトを揃える。
適切な間隔をキープして直立姿勢になり、クラブを腰の前に当てて上体を前傾させる。
適切な間隔をキープして直立姿勢になり、クラブを腰の前に当てて上体を前傾させる。
両ヒザを軽く曲げて、あとは両腕を自然に下げるだけでアドレス基本姿勢が完成。
両ヒザを軽く曲げて、あとは両腕を自然に下げるだけでアドレス基本姿勢が完成。
ドライバーを飛ばすにはつねにカラダとボールの間隔に気を配ることが大切だ。
ドライバーを飛ばすにはつねにカラダとボールの間隔に気を配ることが大切だ。
アドレスのバランスがよければフィニッシュまで気持ちよく振り切れる。
アドレスのバランスがよければフィニッシュまで気持ちよく振り切れる。
こいけ・しょうじ

小池正次
こいけ・しょうじ

1966年12月28日生まれ、北海道出身。JPDA(日本プロドラコン協会)ツアープロ。ドラコン公式記録は370ヤード。2020年からYouTube『ゴルフ飛ばしてなんぼ!』を配信開始し、現在フォロワーは22万人を超える。関東と北海道を拠点に多くのアマチュアをレッスンしている。親切で分かりやすい指導法で人気。2024年5月、丸山ゴルフセンター(千葉県船橋市)にゴルフスタジオ『ゴルフ飛ばしてなんぼ!』をオープン。

飛距離アップならこの練習だけでOK!! 下半身リードと上体の力み解消でカンタン飛距離アップ

飛距離優先型のレッスンで定評の小池正次がレクチャーする「すぐに飛ばせるようになるコツ」シリーズ。第23回は飛距離アップ...

あわせて読みたい

これ知ってた!? ボールは「ヘッドのトゥ寄り」にセットしたほうが飛ぶんです!【飛ばしてなんぼ!】

飛距離優先型のレッスンで定評の小池正次がレクチャーする「すぐに飛ばせるようになるコツ」シリーズ。第13回はボールポジシ...

あわせて読みたい

左手をかぶせて握ってますか? 飛ばしたいならまずこのグリップ!【ゴルフ飛ばしてなんぼ!が出張レッスン!】

飛距離優先型のレッスンで定評の小池正次がレクチャーする「すぐに飛ばせるようになるコツ」シリーズ。第2回は飛ばせるグリッ...

あわせて読みたい