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ボールを変えるとスコアが変わるは本当か? ボールフィッティングで見えた「適正ボール」の重要性

2025/04/23 ゴルフサプリ編集部

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ボールはゴルフの全プレーで使う唯一のギア。しかし、多くのアマチュアは無頓着で、機能や特性を気にせず不特定多数のボールを取っ替え引っ替え使っている。そんな現状を憂えて止まないのがタイトリスト。終始一貫して、適正なボールを使えばゴルフは変わる、とアピールし続けている。それでは! ということで、今回は2人のアマチュアによるタイトリストのボールフィッティングに密着。ベストフィットのボールでゴルフが変わっていく一部始終をリポートした。

「本当にスコアが良くなるんですか?」半信半疑でフィッティング体験スタート

フィッティングに参加したのは、奥村慶秀さんと谷口隆俊さん。ともにボールに対するこだわりはなく、何となく使っているということ。「自分にとって適正なボールに変えたらゴルフが変わる」という主張に食指を動かされてこの企画に応募してくれた。フィッティングは座学、実打によるデータ計測、ラウンドの順に進行。さっそくその様子を覗いてみよう。

アマチュアテスターはこんなゴルファー

アマチュアゴルファー

奥村慶秀さん(写真左)
ゴルフ歴27年の55歳。年間ラウンド数は20前後で平均スコアは85。飛距離安定性を買ってタイトリスト・プロV1を使っているが定まっているわけではない。

谷口隆俊さん(写真右)
ゴルフ歴6年の38歳。年間ラウンド数は10前後で平均スコアは95。よく使うボールはスリクソンのトライスターでハードな打感がお気に入り。

ボールフィッティングで使われるのはプロV1とプロV1x

プロV1,プロV1x

プロV1はどんなボール?
スコアアップを目指すすべてのプレーヤーに卓越したトータルパフォーマンスを提供するボール。中弾道でロングゲームではスピン量を抑え、ショートゲームでは優れたスピンコントロール性能を発揮する。ソフトな打感を好むプレーヤーにおすすめ。(写真左)

プロV1xはどんなボール?
飛距離の最大化とグリーンでしっかりボールが止まる性能が共存するトータルパフォーマンスボール。ロングゲームでスピン量を抑え、ショートゲームでは高いスピンコントロール性能を発揮するが、弾道はプロV1より高め。ソフトながらも芯を感じる打感を好むプレーヤーに向く。(写真右)

STEP1 座学

ボールは全クラブでパフォーマンスを発揮できなければいけない

通常のボールフィッティングでは問診シートに必要事項を記入後、フィッティングスペシャリストによるヒアリングが行われるが、今回は特別に座学の場が設けられ、スペシャリストの向井伸吾さんからレクチャーを受けた。そのポイントは以下の3つ。

1 ボールの重要性
2 正しいボールの選び方
3 ボールに対する誤解


1については、ゴルフに熱心な人でも同じボールを使わず、ボールでスコアが変わると考え実践しているのは20%程度、という話を皮切りに、ボール性能の違いがスコアに反映されることを独自のデータをもとに解説。特にグリーンに向かって打つスコアリングショットにおいてそれが顕著に出る、という件に2人とも熱心に耳を傾けた。

2で大事なのは、いかに早くグリーンをとらえるか、さらにピンの近くに止められるか。この2点に着目することがボール選びのキモになるということ。そもそもボールは、全クラブでパフォーマンスを発揮できるように作られていなければならない。これをトータルパフォーマンスと呼ぶが、要は14本のクラブに合ったスピン量になるボールを選ぶべきであると伝授された。

3では、トータルパフォーマンスの高いボールはクラブに合ったスピン量になるという事実をもとに、アマチュアの多くがボール選びの拠り所にしているヘッドスピードに言及。「フィッティングをすると9割の女性がプロV1xになりますが、お客様は決まって“それ、私が使えないボールですよね”と言われます。これはボール選びのイメージが間違っている証拠です」と向井さん。ボール選びにヘッドスピードは関係ないという衝撃の事実が伝えられ2人とも大いに驚いた。

座学

ということで、以下が座学で示唆された結論。

1 ボールは1つに決める
2 トータルパフォーマンスの高いボールを選ぶ
3 ヘッドスピードでボールを選ばない


この3点に基づいてボールフィッティングを進めていくこととなった。

次は、ウェッジ、アイアン、ドライバーで測定値を分析!

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