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ドライバーの飛距離ダウンの原因は回転不足！腰を回すなら、打ち終わった右足を一歩前へ！

ドライバーの飛距離ダウンの原因は回転不足！腰を回すなら、打ち終わった右足を一歩前へ！

『小池正次が回答！ドライバーの飛距離の悩み Q&A 』VOL.8

2025/05/06　ゴルフサプリ編集部

飛距離優先型のレッスンで定評の小池正次がアマチュアの悩みに回答する「ドライバーの悩みQ＆A」シリーズ。第8回は「右足に体重が残って飛ばない。どう直せばいい？」というクエスチョン。「腰をもっと回す意識を持ってください」と小池。わかっているけど、それができないんです……。

構成／三代崇　写真／渡辺義孝　協力／丸山ゴルフセンター

体の回転・体重移動のためのレッスン画像はこちら

A「右腰を目標に向けるくらいの気持ちで腰を回せば左足体重のフィニッシュが作れる！」

右カカトが完全に浮き、体重の100パーセントが左足に乗るのがフィニッシュの理想形

体重移動がスムーズにできず、右足に体重が残って飛ばない。そんな悩みを持つゴルファーはカラダの回転不足が原因です。

自分では腰や肩を一所懸命に回しているつもりでもダウンスイングで体重が左足に乗ってこないと右足軸の回転となり、カラダが早く開いてしまいます。フェースが開いてカット打ちになるため、スライスが出てボールは飛びません。実際スライスしてしまう人に右足体重となるパターンがとても多いのです。

右足体重のフィニッシュとは右カカトがあまり浮いていないか、地面についたままの体勢で、左足がしっかりと踏ん張れていません。

腰が回っているように見えても実際は腰が引けているだけでカラダが正しく回転せず、クラブがしっかりと振り切れないからパワー効率が悪い。そんな症状を改善するにはスイングのゴールを見直しましょう。自分のフィニッシュがどんなカタチになっているかを動画で確認するのもオススメです。

飛ばせるフィニッシュは体重の100パーセントが左足に乗り、右カカトが完全に立って左足だけでも立てるような体勢です。

胸や右ヒザ、右足甲が目標を指すくらいまで腰や肩をフルターンすることでカラダの軸回転がスムーズになります。スイングの力感はほとんど変わらなくても、パワー効率が格段にアップ。ミート率もヘッドスピードも上がって飛距離が伸びるはずです。

打ち終えたら右足を目標方向に真っすぐ踏み出す練習でフルターン感覚をつかもう

自分の意識としては、右腰を目標に向けるくらいの気持ちで回すことです。そんなこといわれてもカラダが硬くなってくると腰の回転にキレが出ないんだよな～と思うのでしたら、ボールを打ったら右足を一歩前に踏み出す練習をしてください。これなら100パーセント左足に体重移動ができます。

体重移動ができていない人は最初のうちは右足を前に踏み出すのが難しく感じられてうまくできず、右足を右斜め前か正面のほうに踏み出してしまうでしょう。

この練習では右足を目標方向に向かって真っすぐ踏み出すのが大事なポイントです。これができれば腰がスムーズに回転し、カラダをフルターンする感覚が身について飛ばせるようになります。

強制的に体重移動をすることで右足に体重が残ってしまう悪癖を解消し、フィニッシュまでしっかり振り切る感覚をカラダに馴染ませましょう。

プロたちのような右足が完全にツマ先立つフィニッシュはキレイに見えます。体操選手の着地もそうですが、フィニッシュがキレイに決まるのはスイングの流れもよくて、ナイスショットの確率だって高いのです。

右足を一歩踏み出す練習でフルターン感覚をマスターしたら、通常のショットでもフィニッシュの理想形をイメージしてスイングしましょう。

小池正次
こいけ・しょうじ

1966年12月28日生まれ、北海道出身。JPDA（日本プロドラコン協会）ツアープロ。ドラコン公式記録は370ヤード。2020年からYouTube『ゴルフ飛ばしてなんぼ！』を配信開始し、現在フォロワーは22万人を超える。関東と北海道を拠点に多くのアマチュアをレッスンしている。親切で分かりやすい指導法で人気。2024年5月、丸山ゴルフセンター（千葉県船橋市）にゴルフスタジオ『ゴルフ飛ばしてなんぼ！』をオープン。