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「ワールドレディスサロンパス杯」3日目 宮里藍が気になる二人が優勝争い!

大会のジュニアイベントに参加していた宮里藍。優勝争いは彼女が気になる2人が繰り広げている(写真/大会提供)
日本女子ツアーの今シーズンメジャー初戦「ワールドレディスサロンパスカップ」3日目(10日、茨城GC)は、完全優勝を狙う藤田さいきが通算10アンダーで2打差の首位を守った。2位は生涯獲得賞金トップの申ジエ。さらに5打差の3位にはプロ12年目の初優勝を狙う山城奈々が入った。大会の“顔”でもある宮里藍は「同級生」と「同郷」の二人が最終日最終組となったことが多いに気になる様子だ。
同級生と同郷の後輩が最終日最終組に
2010年の「日本女子プロ」以来となるメジャー制覇を狙う藤田は9番パー5で痛恨のダブルボギー。「今日はダボを打たない、という目標が終わってしまったのでどうしよう…と思ったら、キャディさんが『もうひとつ(今日2個目の)バーディを取ればチャラです』と言われたので切り替えて」臨んだ後半は上がりの3連続を含む5バーディを奪い、2位に2打差をつけて最終日を迎えることになりました。
藤田と宮里藍は1985年生まれの「同級生」になります。
宮里はこの日はジュニアイベントに参加していましたが「付いて回って応援したいぐらいです」と、かなり気になっている様子でした。
宮里に「付いて回りたい」とエールを送られた藤田だが…
この思いが届いたかのようにこの日の藤田はバーディ6つの快進撃。
でしたが、体調の方は、前週の「パナソニック」を途中棄権したのをぶり返し、2日目のラウンド後は39度の高熱がある状態でした。
「メジャーでなければ棄権していました」ほどの状態も、前日のホールアウト後は都内の主治医にオンラインで診察を受け、夫の和晃さんが茨城から都内まで薬を受け取りに足を運びました。
ところが首都高を走っている時に大事故と紙一重のアクシデントに見舞われます。
「対抗車線のトラックが飛ばした『猫の頭ぐらいの大きさのモノ」がフロントガラスを直撃。ヒビが入ってしまったのです。
幸い怪我などはなかったものの、修理代で数十万円の出費が見込まれることに…
それを聞いた藤田は「稼ぎます…」と言うものの、和晃さんは「あれで厄落としができたと考えます」。
今大会の優勝賞金は2400万円なので、修理代を払っても十分にお釣り?が来ます。
優勝ならメジャー史上歴代6位
最終日(11日)で39歳170日の藤田が優勝すれば、岡本綾子の39歳160日を抜いて、国内女子メジャー史上6位の年長Vとなります。
「2度目のメジャー制覇というよりも、また挑みにいくという感じ」で快挙をめざします。
国内メジャーの歴代年長優勝記録

山城は「優勝して藍さんとお会いしたい」
一方の山城は、2003年9月の「ミヤギテレビ杯」で当時アマチュアだった宮里が優勝したのを見たことをきっかけにゴルフを始めました。
それだけに同じ沖縄出身のスーパースターへの憧れや敬意は人一倍です。
8歳違うので一緒にラウンドした経験などはなし。
去年下部のステップアップツアーで優勝した「ECCレディス」の次の試合が「サロンパスレディス」だったので、その前夜祭で声をかけてもらったのが初対面。
「おめでとう、と言ってもらえたのが本当に幸せでした」と山城は感激の場面を振り返ります。
宮里は「サロンパス」を販売する久光製薬の契約プロということで、大会中は連日会場で様々なイベントをこなしています。
最終日ももちろん会場にいる ので「明日も優勝してお会いできたらいいですね」というのをモチベーションに最終日に臨みます。
今大会が初優勝、となれば日本人では2019年の渋野日向子以来となり、こちらも偉大な先輩の前で快挙を目指すことになります。
(取材・文/森伊知郎)

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