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ヘッドスピード40m/s前後ならユーティリティはオートマタイプ一択! 上がりやすく直進性を重視したヘッドを選ぼう

2025/05/13 ゴルフサプリ編集部

アイアンよりも上がりやすくてフェアウェイウッドよりも打ちやすい。困った時のお助けクラブを由来とするユーティリティだが、モデルごとにその特徴は違う。そこで、ヘッドの外見からわかる、やさしく飛ばせるユーティリティの特徴を解説。

やさしく飛距離と高さを得たいならオートマチックに良い球が打てるヘッドがいい

まず、ユーティリティに限らずゴルフクラブを選ぶ時に重要なのは、球の上がりやすさや球のつかまり、またはミスヒットに対する寛容性などなど、自分にとって有益な機能は何かを明確にすることが大事です。自己分析をして、必要な機能がわかったら、そこからユーティリティ探しがスタートします。

今回は、ヘッドスピード40m/sのアベレージゴルファーをモデルに、適したユーティリティの特徴について考えてみましょう。アベレージゴルファーの多くは、もっと飛距離を出したい、高さが出て欲しい、ミスを少なくしたいと思っています。そんなアベレージゴルファーにぴったりなのは、

1)球が上がりやすい
2)球がつかまりやすい
3)スイートエリアが広い
4)球の曲がりが少ない(抑えられる)
5)操作性よりも直進性が重視されている


というように、特別なことをしなくても上がって、つかまって飛んでくれる。車でいえば、オートマチック車のようなユーティリティがオススメです。

ですが、ゴルフショップに行けばさまざまなユーティリティが売られています。すべてのモデルの特徴を覚えるのは大変です。そこで、ヘッドの外見からオートマチックタイプかどうかを判断する材料について解説します。

ヘッドは長いほうが直進性が高い!

ヘッド長さ

ひとつ目の特徴は、ヘッドのトゥ~ヒールまでの長さです。
ヘッドの長さが長いと、フェースを開閉する動きに対してヘッドがターンするスピードがゆっくりになります。反対に短ければフェースを開閉する動きに対してヘッドはクイックにターンします。スイング中のヘッドの開閉が多い人には短いヘッド、開閉が少ない人には長いヘッドがマッチします。

ヘッド幅が広いほどミスヒットに強い!

ヘッド幅
見た目の印象通り、 ヘッド幅が広いほど、 スイートエリアが広く 寛容性が高くなる

次は、ヘッド幅がの広さです。幅が広いほど重心深度が深くなるので、ヘッドの慣性モーメントも大きくなります。ヘッド幅が広い=直進性が高く、ミスヒットに強くなるということです。

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フェースプログレッションの違いで球の打ち出しは変化します。
フェースプロプログレッション(FP)とは、リーディングエッジがシャフトの軸からどれだけ離れているかを示すものです。そして、リーディングエッジがシャフトから離れているほど、球の打ち出しは高くなります。逆に近いほど、打ち出しは低くなります。

重心角が大きいと球がつかまりやすい!

重心角

シャフトを手のひら、もしくは台の上に乗せて、ヘッドを台の外にブラ下げた時にフェースが上を向く度合いが重心角。フェースが上を向く度合いが大きいほど、重心角も大きくなります。そして、重心角が大きいほど、インパクトゾーンでフェースが自然と返る動きが大きくなるので球がつかまりやすくなります。

欲しい飛距離が打てるか? 飛距離は計測器でチェックすべし

外見から直進性、芯の広さ、上がりやすさ、つかまりやすさをチェック(推測)して、お目当てのユーティリティの目星が付いたら、次に欲しい飛距離がきちんと打てるかどうかを計測器を使って確認しましょう。ロフト角(番手)からだいたいの予測が付くかもしれませんが、メーカーやブランド、モデルによって性能は違うので、計測器で確認しておくのが無難です。

しかし、計測器によって飛距離の出方には違いがあります。同じ計測器でも、設定が違っていると、計測数値にも違いが出るのです。こうしたことがあるので、試打ではよかったのに、コースでは飛ばなかったり、反対に飛びすぎてしまったりということがあります。
こうした悲劇を防ぐためには、自分の7番アイアンのデータも一緒に計測して、7番アイアンとの飛距離差からどのくらい飛んでいるかを判断することがオススメです。

(解説/高橋良明プロ、ゴルフトゥデイNo.626より)

グリーンを狙うことの多い番手だけに、キャリーとトータルの正確な飛距離は把握しておきたい。

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