1. TOP メニュー
  2. ツアー速報・関連情報
  3. 松山英樹、メジャー6年ぶりの予選落ちは好結果への予兆!? 

松山英樹、メジャー6年ぶりの予選落ちは好結果への予兆!? 

2025/05/17 ゴルフサプリ編集部

松山英樹

アメリカPGAツアーのメジャー「全米プロ」2日目(16日=日本時間17日)、60位から出た松山英樹は73(パー71)と伸ばせず、通算3オーバー。メジャーでは2019年の「全英オープン」以来の予選落ちとなった。それでも気持ちはすでに来月の「全米オープン」に向けて切り替え。過去を見ると、今後は好結果が期待できる。
写真/Getty Images

パー5で見せた、メジャーVへの強い気持ち

スタートホールの10番パー5でバーディを奪ったものの、その後14番と18番でボギー。
アウトに折り返してからはパーが続き、カットイン上のスコアで迎えた7番パー5で強い気持ちが表れたプレーがありました。
ティショットは左に曲がって木に当たり、2打目はピンまで268ヤードを残します。

ボールはラフに埋まり、グリーン右手前はクリークが続いているロケーション。
それでも迷わずツーオン狙いでFWを振り抜いていました。

グリーンを捉えたかに見えたボールはわずかにこぼれて、バーディは奪えず。
カットライン上にいて残りは3ホール。バーディーを取りたいものの池に落としたら予選通過はほぼアウトですから刻んで3打目勝負もあり、でしょうが本人にそんな選択肢はなかったようです。

ホールアウト後は「アプローチの調子が悪かったのでグリーンを狙った方がバーディーを取れる可能性は高いと思った」と話していましたが、それでもあの状況で狙っていくのは、メジャー勝利への強いこだわりがあったからでしょう。

「メジャーに向けて」

インタビューでは「メジャーに向けて」という言い方をしたように、すでに来月の「全米オープン」(6月12~15日、オークモントCC)に心は向いているようです。
予選落ちした後はドライビングレンジで熱心に打ち込み。
さらに出場予定のなかった来週の「チャールズ・シュワブチャレンジ」に急きょエントリーして、今週の“実戦”が短くなってしまったことの穴埋めを図ります。

前回のメジャー予選落ちは2019年「全英オープン」 その後は好成績

松山の前回のメジャー予選落ちは2019年の「全英オープン」で、その後は出場したメジャーでは19戦連続で決勝ラウンドに進出していました。

「全英オープン」で予選落ちした後の成績を振り返ると、プレーオフの「BMW選手権」で3位。
最終戦の「ツアー選手権」でも9位となっています。

シーズンが変わった10月の「ZOZOチャンピオンシップ」では大会の初代王者となったタイガー・ウッズに次ぐ2位になりました。

このシーズンは新型コロナウイルスの急激な感染拡大のため初日で打ち切られた「プレーヤーズ選手権」も初日は首位だったので、この調子の上がり方からしてコロナがなければ、メジャー勝利は2021年の「マスターズ」よりも早くなっていたかもしれません。

「全英」予選落ち→2週間後の「全米プロ」で4位になったことも

「全英オープン」は2018 、2016年も予選落ちしていますが、その年の最終戦順位、つまり年間のポイントランキングは4位と5位なので、すぐさま悔しさを結果に変えています。

さらに2016年は、当時は8月に開催されていた「全米プロ」がリオデジャネイロオリンピックに伴って日程が早まり、「全英オープン」のわずか2週間後に行われ、松山は4位。
これは「マスターズ」で優勝するまではメジャーにおける自己ベストの順位でした。

今年は「全米オープン」に「全英オープン」(7月17~20日)とメジャーもまた2つあります。
悔しさを結果に変える男。松山がどんな巻き返しをしてくれるのかを楽しみに待ちたいところです。

(文/森伊知郎)

前週予選落ちは吉兆!?「マスターズ」松山英樹の2勝目はあるか? データで検証してみた

メジャーの今シーズン初戦「マスターズ」は10~13日の4日間、アメリカ・ジョージア州のオーガスタナショナル・ゴルフクラブで...

あわせて読みたい

松山英樹プロレプリカモデルもある! ゴルフウエア「SRIXON アパレル」4月下旬から販売スタート

住友ゴムグループの(株)ダンロップスポーツマーケティングは、今シーズンから新たに展開するするゴルフウエア「SRIXON(ス...

あわせて読みたい