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女子ツアーの2025シーズンは大戦国時代!? いつまで続く「シーズン初優勝者」

2025/05/20 ゴルフサプリ編集部

日本女子ツアーは先週の「SkyRKBレディス」までで9戦が行われ、全試合が異なる優勝者となっている。これは9年ぶりのことで、昨シーズンのポイントランキング上位がごっそり抜けた「大戦国時代」のシーズンを象徴している事象はいつまで続くのか。

先週は「今シーズン初優勝」をかけた3人の激しい争い

神谷そら

先週の「Sky RKB レディス」は神谷そらと小祝さくら。金澤志奈の最終日最終組の3人が18番ホールのグリーン上まで誰が勝つかわからないデッドヒートを演じました。

全員が「シーズン初優勝」を目指していた勝負は、神谷がイーグルを決める劇的な形でフィニッシュ。これで今シーズンは開幕戦から9戦全てで優勝者が異なることになりました。

昨シーズンは8勝の竹田麗央を筆頭に8人が複数回優勝

昨シーズンは年間女王になった竹田麗央が7戦目の「KKT杯バンテリンレディス」で初優勝を挙げると、翌週の「フジサンケイレディス」でも勝つなど計8勝。8人が複数大会で優勝しました。

開幕戦から異なる優勝者が続いた記録、というのを調べてみたところ、今シーズンの「9」を上回る試合数でシーズン初優勝が続いたのは2016年でした。

コロナで統合された2020〜21シーズンを別の年として扱うと、9年ぶりのこと。
(ちなみに2020年は笹生優花。21年は小祝さくらがいずれも3戦目で2勝目を挙げています)。
その2016年は6月の「ニチレイレディス」で申ジエがシーズン2勝目を挙げるまで14戦連続で違う選手が優勝。前年の2015年も「中京テレビ・ブリヂストンレディス」まで12戦で違う選手が勝っています。

以前とは異なる今シーズンの事情

ただし当時は前年の賞金ランキング上位が軒並み残っていました。
これに対して今シーズンは昨シーズンのポイントランキング上位5人のうち4人(竹田、山下美夢有、岩井明愛、千怜)がアメリカLPGAツアーに主戦場を移したことで抜けているので、シーズン初優勝者が多いのは当然の結果なのかもしれません。

最新のポイントランキングトップ10には小祝(4位)、菅楓華(5位)、河本結(7位)、藤田さいき(9位)と今シーズン未勝利の選手が4人がいます。
さらに11〜20位では勝っているのは18位の工藤遥加のみとまだまだ記録は続きそうな気配です。

工藤遥加(左)、穴井詩(右)

ニューヒロイン誕生か。ベテランの奮起か

菅 楓華

シーズンのみならずキャリアでの初優勝が期待されるのは、開幕から3戦連続で最終日最終組となった菅 楓華でしょうか。
ルーキーでも「富士フイルム・スタジオアリス」では中村心がプレーオフで2位。入谷響も4位になりました。
ポイントランキング15位には荒木優奈もおり、ニューヒロイン誕生の可能性も十分です。

一方で昨シーズンは37戦で「マスターズGCレディース」でのイ・ミニョンしかいなかった30代選手の優勝が、今シーズンは9戦のうち申、工藤に穴井詩の3人が勝っているという変化も起きています。
「ワールドレディスサロンパスカップ」で申とプレーオフで戦った藤田も39歳だったので、今後もさらなるベテランの奮起がありそうです。

他にもポイントランキングや過去の試合のリーダーズボードを見ると今シーズン未勝利の選手がたくさんいて、本当に誰が勝つのかわからない状況です。

今週の「中京テレビ・ブリヂストンレディス」は昨年の竹田。一昨年の山下と3年前の西郷真央の歴代優勝者が全員アメリカに主戦場を移していて不在ということで、ここも誰が勝つかわからない熱い戦いになりそうです。
(文/森伊知郎)

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