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竹田麗央が「全米女子オープン」首位発進！トップ10に日本勢が4人！！

竹田麗央が「全米女子オープン」首位発進！トップ10に日本勢が4人！！

2025/05/30　ゴルフサプリ編集部

アメリカLPGAツアーのメジャー「全米女子オープン」初日（29日＝日本時間３０日）は竹田麗央が４アンダーの首位タイで発進した。１打差の７位タイにも先週LPGAツアーで初優勝した岩井千怜に加え、畑岡奈紗と河本結がおり、さらに１打差の２アンダーには西郷真央と渋野日向子のメジャー優勝経験が名前を連ねた。昨年は笹生優花が優勝した大会で日本勢による“連覇”の可能性も十分にありそうだ。

写真／全米女子オープン、Getty Images

全米女子OP、日本勢の画像はこちら

“最難関”ホールでバーディー

3月の「ブルーベイ」に続く勝利がルーキーで堂々のメジャー制覇がなるかが注目の竹田麗央はこの日6バーディー、2ボギーのゴルフでした。

2度のボギーは次のホールですぐにバーディーを奪う「バウンス・バック」。

さらにパーに対する平均スコアでは「＋0.260」で難易度が全体の3番目だったものの、バーディー数はわずか6個と18ホールで最も少なかった4番パー4でも5メートルほどのパットをジャストタッチで決めるバーディーとします。
続く5番パー4もバーディー数が2番目に少ない10個で難易度は6位のホールでしたが、ここはバーディパットがわずかに切れて入らず。30パットを記録したものの、これでも全体11位と決して悪くない数字。パットが決まるようになれば、さらにスコアを伸ばせそうです。

畑岡奈紗は4年前のリベンジなるか

首位に6人が並び、1打差ながら7位の畑岡奈紗は笹生優花に2021年にプレーオフで負けた悔しさを晴らす機会といえそうです。

昨年は「全米女子オープン」翌週の試合で、ボールを捜索した時間を巡って翌日に失格となる不可解なことがありました。

この後は「全米女子プロ」と「エビアン選手権」で予選落ち。「全英」は37位で今年の「シェブロン選手権」は52位と、メジャーに関してはどうも昨年のこの大会からツキがない感があるので、4年前のリベンジで一気に全てを晴らしたいところでしょう。

岩井千怜はメキシコからの長旅も関係なし！

同じく3アンダーで7位の岩井千怜は、初優勝を挙げた先週のメキシコからの長旅の疲れも見せない好発進です。
メキシコではパーオン率がシーズン通算（71.23%）を上回る73.61%を記録。
この日はパーオン逃しが2回（88.89%）で全体2位とさらにショットの調子を挙げています。

メキシコと比べると15～20度気温が低くなる過酷な条件も、勝利で得た自信が上回っているようです。

河本結がトップ10で唯一のパー５全ホールバーディー！

河本は先週、愛知県での「ブリヂストンレディス」からの連戦ですが、その影響も感じさせない好発進です。特筆すべきは、トップ10の11人で唯一、パー5の4ホール全てでバーディーを奪ったことでしょう。

プロにとってパー5はバーディーを取りたいホールです。実際に初日のスタッツを見ても14番が最も難易度が低く、17番が2番目でした。ただし1番（難易度が低い方から4番目）と7番（同7番目）はバーディーと同程度のボギーが出ており、ダブルボギーも5つずつと、スコアを落とすリスクも持ち合わせています。
そこで全て伸ばしたのは本人の自信とともに上位争いする周囲には脅威になるでしょう。

さらに西郷、渋野のメジャーV経験者が続く

すぐ下の2アンダー、12位タイにも西郷真央、渋野日向子のメジャー制覇経験者がいます。

昨年の「全米女子オープン」から1年間のメジャー5大会のうち、3大会は日本勢が制しており、実は“最大勢力”になっています。リーダーボードを見ると、その通りに日本勢による大会連覇＆「シェブロン選手権」に続くメジャー連勝の期待が高まります。

直近1年のメジャー優勝者
2024年
「全米女子オープン」　笹生優花
「全米女子プロ」　エイミー・ヤン
「エビアン選手権」　古江彩佳
「全英女子オープン」　リディア・コ
2025年
「シェブロン選手権」　西郷真央

（文/森伊知郎）