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新しいジラフは「ロングネック+Aiフェース=安定して転がる」だから、平均パット数が少なくなる!

狙ったところに打てる確率がグンと上がる「Ai-ONE ジラフ・ビーム」パター シリーズ【PR】

2025/06/06 ゴルフサプリ編集部

Ai-ONE ジラフ・ビーム

ツアーでの使用率の高さは言うまでもなく、幅広いアマチュアにもファンが多いオデッセイのパター。なかでも、斬新かつユニークなロングネックを採用した“キリンさん”こと「ジラフ・ビーム」パターは、昨年にデビューして話題になった。そして今年の5月には、新作の「Ai-ONE ジラフ・ビーム」パター シリーズが満を持して登場。さっそくカリスマフィッターの鹿又芳典さんに、新旧モデルを打ち比べつつ解説してもらった。

協力/ジャパンゴルフスクール 写真/相田克己

しっかりとインパクトできて、距離感が出しやすい

Ai-ONE ジラフ・ビーム ジェイルバード ミニ
写真はAi-ONE ジラフ・ビーム ジェイルバード ミニ

新作の「Ai-ONE ジラフ・ビーム」は、発売直前に女子ツアーでその名を売っている。このパターがシーディングされたばかりの試合(Sky RKBレディスクラシック)で、神谷そらが「Ai-ONE ジラフ・ビーム ジェイルバード ミニ」を即投入していきなり優勝した。

このシリーズのパターは「#2」(ブレード型)、「#7」(ツノ型)、「DW」(ダブルワイド型)、「ジェイルバード ミニ」と4タイプのヘッドがそろう。さらに、38インチの中尺仕様で、長め・重めのグリップが挿さる「クルーザー」がラインナップする。

左から「#2」「DW」「#7」「ジェイルバードミニ」「ジェイルバード クルーザー」。

さっそくグリーンで新旧モデルを打ち比べた鹿又さんは、開口一番こう切り出した。
「『Ai-ONE ジラフ・ビーム』シリーズの印象として、低くてしっかりした打音・打感がします。ボールがフェースに乗ってる感覚がありながら、インパクトの情報がダイレクトに手に伝わってくる。それこそ削り出しのパターを打ったときの手ごたえに近いくらい、ボクが好きなフィーリングです。締まった打感がして、距離感がとても出しやすいですね。

対して、前作のほうは空洞感があるというか、音が反響して弾く感覚ある。おそらくこれは、フェースインサートの違いじゃないでしょうか。みんな新作の打感のほうが良いって言うと思います」(鹿又、以下同)

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黒いAIインサートが、打点ミスを“なかったこと”にしてくれる

鹿又さんが指摘したように、前作の「ジラフ・ビーム」と新作の「Ai-ONE ジラフ・ビーム」では、フェースのインサートが大きく異なる。前作は白いホワイト・ホットインサートだったが、新作は黒いAi-ONE・インサートを採用した。

「通常のパターは、打点がズレるとボール初速が変わり、転がり方が変わり、距離感が変わってしまいます。でも『Ai-ONE ジラフ・ビーム』はフェースのインサートが補正してくれて、どこに当たっても出球の方向も距離も同じ。ショートパットやロングパットに関わらず、狙ったところに球を打てる確率が上がります。イコール、平均パット数を下げやすくなるということ」

オデッセイによると、通常のパターはトウ側やヒール側に打点が1センチ外れると、ボール初速が約20%ダウンするという。つまり、10メートルのパットでは2メートルのショートになる。
しかし、AIが設計した複雑な隆起を持つアルミ製のパーツを重ねたAi-ONE・インサートならば、同じミスヒットでもボール初速の減少が約5%に抑えられる。10メートルのパットでは50センチのショートで収まるということだ。

「新作は打点ミスの寛容性が明らかに高くなった感じがします。とくにヒールヒットをしても、芯で打ったときと球の転がりがゼンゼン変わりません。たとえば、2メートルくらいのショートパットでゼッタイに入れたいとき、ラインを出そうとするあまりヒール側が出て(フェースが開いて)当たってしまい、弱々しいスライスで右手前にショート……なんてことがありません。ヒール側に打点を外しても、カップまではちゃんと転がってくれます。これこそAi-ONE・インサートの効果でしょう」

“エラー”をしても、フェースの向きがブレにくい

「Ai-ONE ジラフ・ビーム」が、従来のロングネックパターと一線を画すのは、ネックがただ長いわけではないところ。前作よりもネックの垂直部分を細くしながら、フェース面側に溝状の凹みを設けた。それによって、前作並みの剛性とさらなる軽量化をもたらして、オフセンターヒットをしてもフェースのネジレが抑えられる。
と同時に、ネックを軽くしたぶんの重量をヘッドのトウ・ヒールに再配分しつつ、ソール前方のトウ・ヒールにそれぞれ約10グラムのウェイトをハメた。前作よりもヘッドの慣性モーメントが大きくなって、オフセンターヒットをしてもヘッドのブレがより軽減されて出球が安定する。

DB,ダブルワイド

鹿又さんは、打点がバラついたときのメカニズムを説きながら、このパターの直進性の高さについて述べる。
「打点をトウ側に外すとフェースは開こうとするし、ヒール側に外すとフェースはかぶろうとするもの。そうなって方向がズレるのですが、このパターはミスヒットをしてもヘッドやネックの“構造”でカバーしてくれます」

続いて、クランクネックの効用についても話す。
「フェースバランスのパターというと、ダブルベンドシャフトが挿さるモノが多いでしょう。そうすると一般的には、球がやや左に行きやすくなります。でも『Ai-ONE ジラフ・ビーム』は、ダブルベンドとショートスラントの中間的な位置づけで、汎用性が高いクランクネックがついている。それによって、操作しやすいのにしっかりインパクトしても球が左に行きづらいんです。
だからこそ、どのタイプのヘッドを打ってもスクエアに当てやすくて、狙ったところにしっかりと球が出ていきます。総じて、距離感と方向性が良くなるパターと言えるでしょう」

“フェースバランス感覚”でオートマチックにストロークしやすい

前作の「ジラフ・ビーム」から受け継がれている、ロングネックのメリットについて改めて説いた。
「通常のパターは、ネックがついているとヒール側に重量がくるので、ウェイトを替えたりしなければなかなかフェースバランスにはなりません。でも『Ai-ONE ジラフ・ビーム』は“素の状態”でフェースバランスに近くなっています。それは“キリン”という愛称の元になるロングネックが影響しているのでしょう。ネックを長くしてシャフトの延長線がフェースのセンターにくることで、フェースバランス寄りになるんです」

水平な台にシャフトを寝かせてヘッドを宙ぶらりんにしたとき、フェースが真上を向くパターがフェースバランスと呼ばれる。そういうパターはフェースを開閉せず、オートマチックに真っすぐなストロークがしやすい。「Ai-ONE ジラフ・ビーム」はクランク型でありながら、垂直部分を長くしたロングネックにすることで、フェースバランスに近い重心アングルとなった。

ただ、ロングネックも良いことばかりではなく、デメリットもある。それはネックが長い分、重心が高くなり、ミスヒットに弱くなるというものだ。
だが、そこでAi-ONEインサートである。
打点を外しても転がりが変わらず、方向性のブレを抑えてくれるAi-ONEインサートによって、ミスヒットに弱いというデメリットを解消。さらに、ネックを肉抜きのような形状にして軽量化を図りつつ、それによって生まれたウェイトをトゥ・ヒールに分散。
Ai-ONEインサートによって、ロングネックの良さを活かし、デメリットを消すことに成功している。

ラインに対してスクエアに構えやすいアライメントのヘッドが◎

冒頭で述べたように「Ai-ONE ジラフ・ビーム」シリーズには、形状違いの4タイプのヘッドがラインナップしているが、どんなことを基準にして選べばいいのか?
「とくに『#7』(ツノ型)や『DW』(ダブルワイド型)は、打ち出すラインに沿って直線的な長めの白い線が引かれています。逆に『ジェイルバード ミニ』は、打ち出すラインに対して直角な太くて白い線が入っている。狙ったところに真っすぐ構えやすいのはどのヘッドか? で選んでいいと思います」

鹿又さん

4タイプの中で、鹿又さんの“推し”は「DW」だ。
「ブレード型の操作性の良さがありながら、ワイドになっているぶんミスの寛容性も備わっています。そして、打感もヨシ。パッと構えやすくて、イメージしたところに球が出ていくのでラインに乗せやすいです。すぐにでもコースで試したいなっていうくらい、メッチャ使いやすいですね。
コレならばミスの寛容性を求めて、あえて大型ヘッドを使う必要がありません。大型ヘッドの良さは、ミスヒットをしたときの寛容性や直進性の高さがあります。一方で“鈍感”になるぶん、自分の感覚が消えていくという弊害も否めません。『Ai-ONE ジラフ・ビーム』はブレード型のヘッドでも、自分の感覚を担保しながら寛容性が得られます。“ブレード型を使いたいけど寛容性が欲しい”という人も試してはいかがでしょうか」


打点がバラついても、Ai-ONE・インサートや剛性が高いロングネック、慣性モーメントが大きいヘッドがミスをミスじゃなくしてくれる。
だからこそヘッドは、スクエアに構えやすくてラインに打ち出しやすいデザインを選べばOK。サッと構えてパッと打ちやすく、高機能ゆえに転がりが安定する。これって“入るパター”そのものじゃない!?

試打・解説/鹿又芳典
かのまた・よしのり。1968年生まれ。年間試打数2000本超え。全てのクラブに精通するクラフトマン。豊かな知識と評価の的確さで引っ張りだこ。ゴルフショップマジック代表。

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