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チッパーはスコア優先のゴルフの必需品!? ザックリ・トップが止まらないなら即買いがオススメ

鹿又芳典の“推しクラブ” こぼれ話 第76回

2025/07/24 ゴルフサプリ編集部

ピンの「ChipR(チッパー)」やキャスコの「ドルフィン」シリーズといった人気モデルが登場して「チッパー」の注目度がにわかに高まっている。と同時に、誕生から20年を数えるプロギアの「R35」、オデッセイの「X-ACT(エグザクト)」といったロングセラーのシリーズも存在感を示す。カリスマフィッターの鹿又さんは「アプローチが苦手な人はチッパーに頼りましょう」とキッパリ!

ミスしやすい状況でもミスにならない“お助けアイテム”

チッパーというクラブについて述べる前に、ゴルフの楽しみ方って大きく2つに分かれると思っています。難しいクラブや自分が好きなクラブを上手く打ったときの感触だったり、それを打ちこなすために練習してスキルを上げることに楽しみを感じる。もう一つは、練習はあまりしていないけれど、コースへ行ったときに楽しくラウンドしたい、できるだけ良いスコアで回りたい。どちらも正解だし、いろいろな楽しみ方があると思うんです。
ただ、ラウンドしたときに良い結果を出したければ、ミスしやすい状況でもミスしないように打てるクラブがあるのならば、使わない手はないし、使わないほうが不思議じゃないでしょうか。

かつてのショートウッドやユーティリティと同じ立ち位置

ひと昔前だったら、ショートウッドにしろユーティリティにしろ「お助けクラブ」っていう言われ方をしてました。ロングアイアンを打てない人が、その代わりに入れるクラブとして。よく考えれば、チッパーだって同じカテゴリーなんです。
かつては、ショートウッドを使ったりすると「あ~、歳をとったね」みたいな雰囲気があったし、ユーティリティを入れたっていったら「え~、なんだよ」なんて言われたり。でも今や、PGAツアーのトッププレーヤーだって、ショートウッドやユーティリティをバッグに入れています。
自分がミスしやすい状況やできないことを道具でできるようにすることが、ゴルフの楽しさの一つでもあるはず。せっかくチッパーというアイテムがあるのに、使わないほうがもったいないですよね。

グリーン周りオンリー? ミドルレンジでも使う?

今は「チッパー」と言われているクラブも、名称や呼び方を変えたりして多様なタイプが出るようになりました。限りなくパターに近いモノとか、逆に、ウェッジをパターに寄せているモノとか、長さやグリップなども含めていろんなバリエーションがあります。
その中でも、自分が打つときにイメージしやすいモノを見つけたいところ。あとは「何ヤードくらいまで打ちたいのか」などによって、それに適したクラブを探しましょう。
例えば、グリーン周りだけで済ませるんだったら、パターに近いカタチでロフトがついているモノのほうが使いやすいでしょう。ミドルレンジというか、ある程度の距離を打つのであれば、アイアンに寄ってるモノのほうが良いでしょうし。自分の使用目的によって探してもらいたいですね。
アプローチが苦手な人は、もっと率先してチッパーを使ったほうが良いです。「プライドが……」と言う人もいますが、なんでチッパーを使ったらカッコ悪いんでしょうか? 結果が出たほうが、ラウンドがより楽しくなると思いますよ!

鹿又芳典

鹿又芳典
かのまた・よしのり 1968年生まれ。年間試打数2000本超え。全てのクラブに精通するクラフトマン。豊かな知識と評価の的確さで引っ張りだこ。ゴルフショップマジック代表。

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