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あれ? バンカーの中にボールが2つ。どっちが自分のボールかわからない! そんなときはどうすればいい?

ゴルフのルール&マナー

2025/07/30 ゴルフサプリ編集部 真鍋雅彦

「しっかり覚えておきたいバンカーでのルール」第3弾。バンカーにある球は、「あるがままにプレー」をしなければいけないと思っている人も多いようですが、逆にそれがルール違反に繋がることもあります。バンカー内で悩まないように、どういうことならやってもいいのか、また、そのあとどうすればいいのかを、しっかり頭に入れておきましょう。

バンカーの中にあるボール、無罰で拾い上げることができる場合もある

バンカーに入った球は触れない方がいい。そう思っている人も多いようですが、自分の球かどうか分からない場合は、球を拾い上げたり、砂を取り除くなどして確認することが大事です。
その作業を怠り、他のプレーヤーの球を打ってしまったらペナルティーが科せられるので注意しましょう。

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バンカー内にある球が自分の球かどうか確認できない→無罰で拾い上げることができる
バンカーの方に飛んだのは分かったけど、バンカー内にある球のメーカー名や番号が確認できず、自分の球かどうか分からない。こういう場合は、球のところにマークをして、無罰で拾い上げて確認することができます。
以前はマーカーや他のプレーヤーにその旨を告げ、立ち会ってもらうというのがルールでしたが、今ではその必要もなくなりました。だからといって、不正はしないように。
また、球は必ずマークしたところに戻すこと。なお、拾い上げたときライが変わった場合は、元のライに戻すようにしましょう。ライの改善に対しては厳しく、2打罰となるので注意してください。

球が砂にめり込んでしまったと思われる→そこに球があるかどうか、また自分の球かどうか確認する際は、無罰で砂を取り除ける
バンカー内で、「多分、この辺りに埋まっているんじゃないか」というときや、少し球は見えているけど、自分の球かどうかが確認できないときは、無罰で砂を取り除くことができます。
この場合、砂を必要以上に取り除いてもペナルティーにはなりません。また、球を再び埋める必要もありません。砂を取り除いたあとは、球の一部が見える程度に砂をかけるというのがルールです。

他のプレーヤーがバンカーショットを行った際、バンカー内にある自分の球に砂がかかった→無罰で砂を取り除き、元の状態に戻すことができる
同じバンカー内からのショットで自分の球に砂がかかってしまということは、それほど珍しいことではありません。
このような場合は、「他のプレーヤーのショットによってライが変えられた」とみなされ、無罰で元の状態に戻すことができます。
もし、元の状態に戻すときにボールが動いてしまった場合でも罰はなく、元の位置にリプレースすればOKです。

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バンカー内で2つの球がくっついていた→どちらかの球(基本的にはホールに近い方の球)を拾い上げてから打つ
例えくっついていなくても、他のプレーヤーの球が邪魔で打てない場合は、その球を拾い上げてもらうことができます。
「拾い上げてほしい」と要求されたときは、必ずマークしてから行い、ショットが終わったあとリプレースします。バンカーの場合、相手のショットによってライが大きく変わってしまうことがありますが、そのときはできるだけ元の状態に戻してからプレースします。
このことからも分かるよう、ボールがくっついているときは、どういうライなのかをしっかり覚えておくことも大事です。

バンカー内で自分の球かどうか確認できなかったけど、とりあえず打ったら他のプレーヤーの球だった→2打罰で、自分の球をプレーする
「バンカーに入ったかも」と思ってバンカーショットをしたら、他のプレーヤーの球だったという場合、ジェネラルエリア同様、誤球のプレートなり2打罰となります。そして、もともと自分の球があったところからのプレーとなります。
バンカーでもペナルティーエリアでも、誤球は厳罰。自分の球かどうか分からない場合は、必ず確認しましょう。

文/真鍋雅彦
1957年、大阪生まれ。日本大学芸術学部卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。1986年に退社し、フリーライターとしてナンバー、週刊ベースボール、ラグビーマガジン、近代柔道などで執筆。
ゴルフは、1986年からALBAのライターとして制作に関わり、その後、週刊パーゴルフ、週刊ゴルフダイジェストなどでも執筆。現在はゴルフ雑誌、新聞などで記事を執筆するほか、ゴルフ書籍の制作にも携わっている。

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