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竹田、山下、渋野が挑む全英女子オープン! 史上初のウェールズ開催
「ロイヤルポースコールGC」ってどんなコース?
スコットランドからウェールズに入り、練習ラウンドを行っている渋野日向子。
日本人選手17名が出場する「AIG全英女子オープン(以下、全英女子オープン)」が7月31日に開幕。今年の舞台はウェールズの「ロイヤルポースコールGC」。一体、どんなコースなのか?
全英オープン、全英女子オープンがウェールズで開催されるのは史上初。その舞台に選ばれたのが「ロイヤルポースコールGC」だ。1891年に開場し、120年以上の歴史を持つ。当初は9ホールだったが、1895年に18ホールへ拡張。1912年に全英オープンの名門コースも手がけたハリー・コルトの手によって全面改修され、現在に近いコースレイアウトが完成した。それ以降、全英シニアオープンを3回、全英アマを6度開催しており、ウェールズ国内ではNo.1の名門リンクスコースとされている。
「風速15m/sくらいの突風が吹く」(ベルンハルト・ランガー)
2017年に同コースで開催された全英シニアオープンを制したベルンハルト・ランガーは優勝後に次のように語った。
「12ホール目くらいまでは風速が10マイル(5m/s)くらいだったので比較的穏やかにプレーできたけど、時々35マイル(風速15m/s)くらいの突風が吹いた」(ベルンハルト・ランガー)
また何度もプレーした経験を持つトム・ワトソンは次のような印象を語っていた。
「ゴルフコースに必要なものだけが揃っていて、コースセッティングも素晴らしい。簡単なホールは一つもない」
全英女子オープンはリンクス以外でも開催されることがあり、2019年に渋野日向子が優勝したウォーバーンGC(イングランド)は内陸のコースだった。しかし、ロイヤルポースコールGCは完全なるリンクスコース。コースもクラブハウスも海岸線ぎりぎりにあり、海からの強風、粘り気の強いブッシュ、そしてポットバンカーという“全英名物”が揃ったタフなコースだ。
最難関の最終ホールでドラマが起きる!?
6748ヤード(パー72)は最近の女子メジャーとしてはスタンダードな距離。18ホールの中で勝負を分けそうなキーホールは4番パー3、15番パー4、そして18番パー4。
まず4番のパー3は200ヤードを超える距離があるだけでなく、風の影響を大きく受けるためにドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティと日替わりで使用するクラブが変わってくるだろう。グリーンを外すと左にも右にもポットバンカーが待ち構えている。
このコースは終盤に難ホールが続いていて、その先陣を切るのが15番ホール。460ヤードと距離が長く、しかもアゲンストの風が吹くため、実際よりもかなり長く感じる。さらに、セカンド地点からは上り傾斜となり、風に逆らいながらグリーン面が見えない状況でのショットを強いられる。
そして最終18番は英国のリンクスコースでも最もタフなフィニッシュホールと言われている。コース内で最も風が強いところにあり、フェアウェイが狭いために少しでも曲げたり、ランが出すぎてしまうとラフ、ブッシュエリアに入ってしまう。グリーン上はアンジュレーションも強くてスリーパットする可能性も高い。接戦になれば、最後のパットを決めるまでどうなるかわからない。
日本人選手は17名が出場。竹田麗央、山下美夢有、西郷真央はメジャーでも上位で活躍しており、海外のゴルフサイトでも優勝候補の1人に挙げられている。もちろんメジャーに強い渋野日向子にも爆発力を期待したい。
◎日本人出場者
竹田麗央
山下美夢有
渋野日向子
岩井明愛
岩井千怜
勝みなみ
吉田優利
馬場咲希
西郷真央
古江彩佳
笹生優花
畑岡奈紗
佐久間朱莉
高橋彩華
岡山絵里
桑木志帆
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