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ピンゴルフ「i240」の強烈な直進性能を備えた優等生的アイアン。スコアを追求するなら無視できない存在だ!

2025/08/11 ゴルフサプリ編集部 篠原嗣典

2025年9月4日に発売されるピン「i240 アイアン」をコースに持ち込んだレポート。

「i240」は最先端の技術を盛り込みつつスタンダードな落ち着きのある見た目

「i」シリーズの最新のアイアンのコピーは、“美キャビティ i240”である。 
キャビティバックだが、最近の流行りのバックフェースを複合素材のバッジで塞ぐようにしている構造である。

複合素材とカーボン素材を組み合わせた「新バッジ構造」は、前モデル比60%の軽量化に成功し、重心をより低く、深くすることが可能になった。
さらに、ヘッドのトゥ側に高比重ウェイトを搭載することで高い寛容性を獲得したという。
その結果、慣性モーメントが約4%向上したそうだ。

i240 アイアン」は、パッと見た目でヘッドが小さめであることがわかる。ボールにアドレスしてみると、大きすぎず、小さすぎず、シャープでカッコイイ。
アドレスビューが落ち着いて、本格的に見えるのは、フェースの溝の数を前モデルより減らして、安心感を増すようにデザインしたからなのだという。

最先端を詰め込みつつ、奇をてらうことなくスタンダード感を前に出している「i240 アイアン」の7番アイアンのロフトは31.5度。ツアーモデルのロフトに多い34度と半番手だけ立っている。

今回試打したのは4番〜PW、UW。シャフトは「N.S.PRO 950GH neo」。
女子プロに大好評である秘密を意識しながら、試打ラウンドに突入した。
試打した日は、気温24℃〜31℃で、快晴、微風。
ボールは打ち慣れていてクラブだけの影響に集中出来る『TOUR B X』を使用した。

フェースの溝は「i230」の18本から5本減って13本になった。

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i240 アイアン」を使用してラウンドし、わかったことを挙げる。

打音打感
音量は控えめ、濡れた鞭系で低音、残響は最小限の音質。
打ち応えは弾き感強く、手応えは敏感、芯感はまあまあ。

弾道スピン
高弾道。驚異的に曲がらない。
スピンは強めにかかる。

飛距離
半番手から1番手弱飛ぶ。ロフト通りの飛距離。
キャリーで計算できるアイアン。


打音は、いわゆる良い音にこだわっている人は驚くと思う。低音で鞭でモノを打ったような打音で、現在ではなかなかに珍しい音。だが、こうした打音が好きな人は意外と多いかもしれない。市場にはあまりないので、それだけでも購入動機になると思われる。

実際打ってみて、「i240 アイアン」で目立ったのは、とにかく曲がらないことだ。強烈な直進性能は、スコアに貢献するアイアンとして優秀だ。飛距離はロフトからイメージされる通りであり、番手間の飛距離差がしっかりと出てくれるのでラウンド中に何度も助けられた。
とても優等生的なアイアンであり、終わってみれば、かなりの好スコアが出たこともあって、「i240 アイアン」は良いアイアンだと素直に思えた。

ただ、特別に尖っている部分がない。それは、幅広いゴルファーをカバーできる、現代のスタンダードアイアンとも言えるアイアンだからなのだろう。ターゲットとなるのは、100切りを目指す人、常時90台で回りたい人、90切りを目指す人、という真剣なゴルファーだ。
もちろん、シングルハンディや競技者ゴルファーも「i240 アイアン」の性能に魅力は感じるはずだ。「i240 アイアン」のロングアイアンを女子プロが使用するパターンもあると聞いた。それは、打ってみると楽に上がるのに、曲がるミスは出にくいことで理解することができる。特別に飛ばなくとも、正確に狙えれば良いのだ。

i240 アイアン」は、上級者を目指す人が使いやすいアイアンだ。真面目にゴルフを追求するゴルファーに「i240 アイアン」は似合うのである。

篠原嗣典。ロマン派ゴルフ作家。1965年生まれ。東京都文京区生まれ。板橋区在住。中一でコースデビュー、以後、競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れる青春を過ごして、ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、2000年にメルマガ【Golf Planet】を発行し、ゴルフエッセイストとしてでビュー。試打インプレッションなどでも活躍中。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。

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