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後続の組に見られている時に限ってチョロしてしまう! ティショットで緊張しないためにはどうすればいい?

今野一哉の『ゴルフあるある』解決ディスカッション【22】

2025/08/16 ゴルフサプリ編集部

なぜか自分以外のゴルファーはみんな上手、と思いがちな人が多いと、今野一哉プロは言う。ギャラリーがたくさんいる中で打つ時に、緊張しないで済むにはどうすればいいのか? 蝶ネクタイを締めたプロコーチ・今野一哉に聞いた。

どうして人前だと緊張してしまうのか?

ゴルフサプリ さて、今回のテーマは、人に見られていると緊張する、です。例えば、スタートホールのティショット。スタート待ちの人たちが後ろにいて、自分のショットを見られている、という状況に緊張してしまい、そういう時に限ってチョロってしまったりするんですよね。私も経験があります。
今野 これは、あるあるですね。
ゴルフサプリ ギャラリーが多いと緊張してしまうのは、なぜなのですかね?
今野 やはり自信がないからですよね。前回の「上手い人と回ると緊張してしまう」という話と似ていますよね。周りは自分よりもゴルフが上手いとどっかで思っている人が多くて、上手い人の前で打つのってなんだかこわいんですよ。僕だって、松山英樹プロと石川遼プロに囲まれて、大会最終日のティオフを自信満々に振れるかと言われれば、さすがにビビり散らかしますよ(笑)。
ゴルフサプリ 今野さんでも緊張してしまうのですか!
今野 それはそうですよ。ですが、レッスンしている子どもたちの前で、お手本を見せるときに緊張することはありません。だから、自分よりもゴルフが上手じゃない人と回っている時など、その場をリードできるような相手の前では、プレッシャーもないですし、逆に高いパフォーマンスを発揮できる状態になりやすいものなのです。
ゴルフサプリ そうですね。初心者と回るときは、サポートしてあげなきゃという気持ちもあって、心に余裕があるような気がします。
今野 そうですよね。ある程度ゴルフの経験が長くてスコアもそこそこ良い人というのは、「俺よりも良いショットが打てるやつなんて、周りにそうそういない」とか思っているから、自信満々で打てているのです。僕だって、100を切るか切らないかという時期には、「チョロなんて打って迷惑かけたらイヤだな」なんて思ってしまっていましたよ。
ゴルフサプリ すごいわかります。僕もそうでしたし、きっと多くの人がそうなのでしょうね。
今野 自分のスイングやショットを見られるのが単純に恥ずかしい、迷惑をかけたらイヤだなという気持ちが緊張を誘うのであって、そうならないためには自分に自信を持てるようになりたいですよね。

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ゴルフサプリ どうしたら緊張しないで済むようになるのですかね?
今野 僕の場合は、朝イチのティオフがこわくならないように、ティショットの練習をたくさんしました。一緒に回る選手に「アイツ、すげーな」と思わせて、そのショットで威圧感を与えて、その後に続く3組ぐらいまでプレッシャーを与えられるくらい良いショットが打てるように。
ゴルフサプリ それで、試合の流れを自分のペースに持っていくんだ! くらいの気持ちでティショットを打っていたということですか。
今野 そうです。プロの世界においてもティショットのミスはけっこう大きな心的ダメージがありますし、逆にそこで最高のショットが打てれば他の選手に少なからずプレッシャーを与えられます。ここで自分がリードしている雰囲気を作れれば、試合を有利に進められますしね。
ゴルフサプリ ティショットは、プロの世界では、そういった意味のある場面でもあるのですね。
今野 話していて思ったのですが、曲がらない自信はあるので……松山英樹プロや石川遼プロの前で一発放ってみたいですね(笑) 堂々とフェアウェイキープできたらとか考えると、ゾクゾクしますよね。
ゴルフサプリ なかなかすごい想像ですね(笑)曲がらないという自信が相当強くないとできない発言。
今野 例えばですけどね。そういう気持ちになれれば、見られていても緊張しないで済みます。でも、そのためには練習あるのみなのですけどね。練習を重ねて、自信が持てれば誰に見られていても打つのがこわくなくなります。
ゴルフサプリ 結局、そこに行き着きますよね。練習あるのみ、というところに。
今野 練習なくして上達はあり得ないですからね。

今野一哉(こんの・かずや)
JGTOツアープレーヤー。18GOLFプロデュース / キッズゴルフ代表。アマチュアゴルファーの指導やジュニアゴルファーの育成に力を注ぎながら、各ゴルフメディアで活躍中。蝶ネクタイスタイルはゴルファーへ「サービスし、尽くす」と言う意味を表す。


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