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米国ツアーでもユーティリティは使わず、飛び系アイアン! 岩井姉妹は11本が同一モデルで「小学生からヨネックス」
最終日を単独トップで迎えた岩井明愛は2位に4打差をつける24アンダーで逃げ切り優勝。3位には妹・千怜が入った。
8月の「ポートランドクラシック」で米国ツアー初優勝を達成した岩井明愛。5月に優勝した妹・千怜に続いての優勝で、双子での米国ツアー優勝は史上初の快挙。見た目も似ている2人だが、クラブセッティングもそっくりだった。
岩井明愛のセッティングを調べると、5月に優勝した妹・千怜のセッティングとほとんど同じだった。明愛も千怜もパター以外の13本はすべてヨネックスだが、メーカーが同じなだけではなく、14本中11本が同一モデル。ちなみに日本ツアーでプロデビューした直後に話を聞くと「小学生の頃からヨネックスのクラブしか使ったことがない」と語っていた。
2人ともドライバーは『EZONE GT タイプS』で、3番ウッドは『EZONE GT』。3番ウッドはロフトを立てた3Dスペックにしているのも全く同じ。さらにアイアンは『EZONE CB 511フォージド』を5番からPWまで揃えている。3本のウェッジも『EZONE W501』で、ボールは『スリクソン Z-STAR XV』。
昨年の日本ツアーで取材すると岩井明愛が気に入っていたのが新しい3番ウッドだった。「今までより飛距離が10ヤードくらい伸びていて、230ヤードくらいまで3番で打てるようになりました」と語っていた。岩井姉妹はユーティリティを1本も使わずに、飛び系アイアンを入れるスタイルも共通点だ。
マキロイに憧れてパターはスパイダーに
2人のセッティングで全く違うのがパター。千怜はオデッセイのパターを使っているが、明愛はテーラーメイドの『スパイダー ツアーX カッパーホワイト スモールスラント』がエースパター。日本ツアーで優勝したときにパターについて聞かれた明愛は「元々、テーラーメイドのパターが好きでした。それとローリー・マキロイが好きなので、マキロイが使っているというのもあります」と語っていた。
シャフトも岩井姉妹の好みはわかれている。ウッド系のシャフトは明愛が中調子の『レクシス KAIZA-M』を使っているが、千怜は先中調子の『レクシス KAIZA-L』。アイアンは明愛がスチールシャフトの『N.S.PRO 950GH neo』だが、千怜はアイアンもヨネックスのカーボンシャフト『レクシス KAIZA-i(8S)』にしている。
日本ツアーでも岩井姉妹旋風を起こしたが、米国でも『IWAI TWINS』の活躍が続きそうだ。
●岩井明愛の米国ツアー優勝セッティング
ドライバー EZONE GT タイプS(ロフト/9度、シャフト/レクシス KAIZA-M)
3WD EZONE GT (ロフト/14.5度、シャフト/レクシス KAIZA-M)
5W EZONE GT (ロフト/18度 シャフト/レクシス KAIZA-M)
5I EZONE GT(シャフト/レクシス KAIZA-M)
5I-PW EZONE CB 511フォージド(シャフト/N.S.PRO950GH neo)
GW、AW、SW EZONE W501(ロフト角/50度、54度、58度)
パター スパイダーツアーX カッパーホワイトスモールスラントパター
ボール スリクソン Z-STAR XV
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