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ドローとフェード、打ち分けられる? 練習するなら7番アイアンからがオススメです

もう少しでシングルがシングルプレーヤーになった話

2025/08/25 ゴルフサプリ編集部 もう少しでシングル

みなさんは、ドローとフェードの打ち分けにチャレンジしたことはありますか? ドローとフェードを意図的に打ち分けられると相当にレベルの高いアマチュアゴルファーになれます。今回はドローとフェードを打ち分けやすい番手、打ち分けを実戦投入するタイミングについて説明させていただきます。

ドローとフェードの打ち分け、練習するなら番手は何が良い?

先日、ゴルフ友達とラウンド中にこんな話になりました。ゴルフ友達から「練習場で軽いフェードとドローを打ち分ける練習を始めようと思っているんだけど、どう思う?」と聞かれました。
私は、「ドローとフェードの打ち分けの練習を始めるのは良いね! 打ち分けられるとマネジメントの幅が広がるから、スコアアップにつなげることができるはずだよ。ただ、私も練習場でたまに練習しているけど、ラウンド中に打ち分けるのはまだ自信がないね」と答えました。
さらにゴルフ友達から「ドローとフェードをかけやすい番手はあるの?」と聞かれました。私は「練習するなら6番アイアンから8番アイアンのミドルアイアンがオススメかな」と答えました。

みなさんは、ドローとフェードの打ち分けにチャレンジしたことはありますか? 私のゴルフ友達にドローとフェードを器用に打ち分けている方がいますが、ゴルフの腕前は片手シングルで、普段から練習量も多めです。

私も打ち分けの練習はしていますが、練習量が足りないので、なかなかラウンド中に打ち分けるのはまだ難しいです。正面に木がある時に、ダメもとでチャレンジするぐらいですね。この後は打ち分けやすい番手、打ち分けを実戦投入するタイミングを説明させていただきます。

打ち分けやすいのはミドルアイアン! ドライバー、ユーティリティはどう?

ドローとフェードの打ち分けを練習する時にはクラブ選択が重要です。最も打ち分けに適しているのはミドルアイアン、特に6〜8番アイアンです。ロフトが適度にあり、飛距離も長すぎないため、スイング軌道やフェースの向きの違いが素直にボールの弾道に反映されやすいからです。
練習場で「打ち分けの感覚」を身に付けるには、この番手が最適といえるでしょう。みなさんも練習場で7番アイアンを練習することが多いと思いますので、ストレートボールだけでなく、ドローとフェードの打ち分けも試してみてください。

ショートアイアンはスピン量が多く、ボールの弾道も高くなるので、意図的に大きく曲げるのが難しくなります。小さな曲がり幅であれば打ち分けられるので、グリーンを狙うシーンで効果を発揮します。ドローはランが出やすいですが、フェードはボールが止まりやすいので、グリーンを狙う場合はフェードの方が適しています。また、ピン位置が左側であればグリーンセンターからドローで狙う、逆にピン位置が右側であればグリーンセンターからフェードで狙えば、曲がりきらなくてもグリーンセンターに乗せることは可能です。

一方でドローとフェードの打ち分けがアイアンよりも難しいのが、ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティです。ドライバーやフェアウェイウッドはロフトが少なくスピン量も少ないため、球筋を大きく操作しやすい半面、コントロールが難しくミスも出やすいクラブです。ユーティリティは直進性が強く、大きく曲げるには向いていません。まずはミドルアイアンで打ち分けの練習し、その感覚を徐々にショートアイアンやドライバーに広げていくのが効率的な上達法といえます。

打ち分けを実戦投入するタイミングは?

ドローとフェードの打ち分けは、どのレベルから実戦に取り入れるべきかという疑問を持つ方も多いと思いますので、スコア帯に分けて目安を説明させていただきます。

100台から90台のゴルファーにとってはまだ持ち球一本に徹するのがベストです。まずはスイングを安定させ、狙い通りの弾道を再現することがスコア改善の近道になります。例えば、常に軽いフェードが出る人は右に曲がる前提で狙いを決めれば、フェアウェイの左サイドから攻めるなど、戦略がシンプルになります。逆にその都度ドローやフェードを狙おうとすると、スイングが不安定になり、OBや池ポチャといった大きなミスを招きやすくなります。持ち球一本に徹することで、同じ軌道でスイングを再現しやすくなり、狙いと結果の誤差が小さくなります。

80台前半を目指す段階になれば、打ち分けは練習場で取り組む価値があります。実戦ではまだ大きく曲げるのではなく、持ち球をベースに「軽いドロー」「軽いフェード」といった小さな変化を意識する程度で十分です。ドローが持ち球の方でも、フェードの方が攻めやすい場面が出てくると思うので、そのような場合に軽いフェードを打ってみてください。

そして70台を安定して出せるレベルに到達すると、打ち分けは戦略上欠かせない武器になります。ピン位置やハザードを考慮して球筋を変えられることが、スコアに直結するからです。例えば、左サイドがOBなので左からフェードで攻めるとか、右サイドが池なので池を避けてドローで回すといった戦略的なショットを打つことができます。

持ち球一本で基礎を固め、次のステップで打ち分けを少しずつ取り入れ、上級者になれば武器として使いこなす、段階的なアプローチが、スコアを伸ばす効果的な方法です。ただ、これはあくまで目安ですので、練習場でドローとフェードの打ち分けができるようになってきたら、積極的にラウンドで試してください。練習場で打ち分けられても、

それでは、引き続きアマチュアゴルファー目線で役立つ記事を投稿できればと思っていますので、次回の投稿を楽しみにお待ちください。

プロフィール

もう少しでシングル(ペンネーム)
東京都内在住の40代のサラリーマンゴルファー。2011年にゴルフを始め、現在のJGA/USGAハンディキャップは7.5。2020年にはヘッドスピードアップにチャレンジし、42.4m/sからスタートし、61.0m/sまでアップ。2020年からシングルプレーヤーになる過程を記録するために、ブログ「シングルプレーヤーへの道は遠い?」を運営。

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