マークを忘れてボールを拾い上げたら1罰打。うっかりミスではすまされない

グリーンではボールを拾い上げることができるというのは皆さんもご存じの通り。そしてその際は、ボールのすぐ近くに、ボールのあったところが確認できるようにマークをしなければならないということも、ほとんどの人が知っているはず。

では、もしうっかりして、マークをしないでボールを拾い上げてしまった場合はどうなるのか?

たいていの場合、ボールを拾い上げた瞬間に、「あっ! マークするのを忘れた」となると思いますが、拾い上げた時点で1罰打。その後の処置としては、ボールを元の位置にリプレースして、きちんとマークをしてからボールを拾い上げなければいけません。また、ボールに入れたラインをパットのラインに合わせるときも、マークをしてからやりましょう。

マークをしないでボールを拾い上げるというミスを犯す人はあまり多くないと思いますが、何気なくルール違反になっている場合もあります。それは、他のプレーヤーのラインにかかるなどの理由でマークの位置をずらすとき。他のプレーヤーから「マーカーの位置をずらしてほしい」といわれたとき、ヘッドの長さ1つ分(それ以上の場合もあり)、 横に動かすことがありますよね。そのときの手順としては、

(1)ボールをマークする
(2)ボールを拾い上げる
(3)ヘッド1個分を測り、その位置にマーカーをずらす
というのが正しい移動方法。他のプレーヤーのストロークが終わったら、
(4)ヘッドで測ってマーカーを元の位置に戻す
(5)ボールをリプレースして、マーカーを取る


そのあとは、いつものようにストロークします。

時々見かけるのは、「ずらして」と言われたときに、マークをせずに、ヘッドをボールの後ろに置いて、ヘッド1個分ずれた地点にマーカーを置くというケース。これは、「マークをしないでボールを拾い上げた」ことになるので、1罰打が科せられます。

また、この際、マーカーを元の位置に戻し忘れてプレーをした場合は、誤所からのプレーで2罰打が科せられるので注意しましょう。

もうひとつ、マークするときや、ボールを拾い上げたり、リプレースするときにボールやマーカーが動いてしまった(誤って動かしてしまった)ケースについて説明しておきましょう。

マークをする際、手がボールに触れたり、マーカーがボールに当たるなどしてグリーン上のボールを誤って動かしてしまっても、ボールを元の位置にリプレースすればペナルティーを科せられることはありません。

また、マークしてリプレースしたボールが何らかの理由で動いてしまったときも、ボールを元の位置にリプレースしてプレー。もし元の位置に戻さなければ、誤所からのプレーで2罰打となりますので、このルールはしっかり覚えておきましょう。

一方、マークしていないボールが自然の力などによって動いた場合は、ボールが動いて止まった位置からプレーをしなければいけません。「マークはしたけど、ボールを拾い上げる前だった」という場合も、動いた先からのプレーとなります。このケースでは、元の位置にリプレースして打つと2罰打が科せられるので注意しましょう。

文・真鍋雅彦
1957年、大阪生まれ。日本大学芸術学部卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。
1986年に退社し、フリーライターとしてナンバー、週刊ベースボール、ラグビーマガジン、近代柔道などで執筆。
ゴルフは、1986年からALBAのライターとして制作に関わり、その後、週刊パーゴルフ、週刊ゴルフダイジェストなどでも執筆。現在はゴルフ雑誌、新聞などで記事を執筆するほか、ゴルフ書籍の制作にも携わっている。