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気になる ボーケイフォージド グラインド選びはどうすればいい?

2025/09/02 ゴルフサプリ編集部

ボーケイの最新作「ボーケイ フォージド」は、日本のゴルファーと日本の芝、そして、日本のコースに合わせて開発されたウェッジ。しかも最新モデルはカッコいいから欲しいという人も多いはず。ところが、いざ買おうと思うとグラインド選びが悩みのタネになるのでは? ということで「ボーケイ フォージド」のグラインドの違いを詳しく紹介します。

 ウェッジを選ぶ時に迷うのは、ロフトセッティングもありますが、それ以上に難解なのはグラインドだと思います。とりわけボーケイのウェジは、ロフトバリエーションもグラインドバリエーションも多くなっています。

「ボーケイ フォージド」のグラインドバリエーションは、「F」「M」「B」「K」の4タイプ。

ボーケイの最新作「ボーケイ フォージド」のグラインド4タイプをすべて試打しましたので、それぞれの違いを紹介します。

Fグラインド

リーディングエッジとトレーレングエッジのわずかな面取り以外はほとんど削りが入れられていないのが、Fグラインド。設定されているロフトは46、48度。

Fグラインドは、基本的にフルショット用のグラインドです。外観からも分かりますが、ほぼアイアンと同じソール形状です。ハンドファーストな状態でダウンブローに打った時にソール面全体で接地して素直に振り抜けるタイプです。目標に対してスクエアに構えて打つためのグラインドです。ロフト設定が46度と48度ということからもフルショット用であることがわかります。

Mグラインド

トゥからトレーリングエッジヒール側を多めに削り落としたグラインド。4タイプ中平面部分が最も少なくなっている。設定ロフトは、50、52、54、56、58度。

Mグラインドは「SM10」では最もポピュラーなグラインドですが「ボーケイ フォージド」の中では、ソールの平面部分が一番狭いので、バウンスの効きは少し控えめになります。さらに、グラインドで削られた部分が多いのでフェースを開いてもバウンスの効きが強くなりにくくフェースを開いて使いやすくなっています。また、トゥ側のグラインドでラフからの抜けもいいタイプです。バウンス角自体は10度なので、極端に緩いとか極端に急な入射角を除けば、幅広い入射角に対応できます。

Bグラインド

「ボーケイ フォージド」だけに設定されているグラインド。トゥ、トレーリングエッジ、ヒール側を削り落としながら、平面部分はMグラインドより広め。設定メフトは58、60度。

BグラインドはMグラインドと似た削り方ですが、トレーリング部分の削り幅を少なくしているので、平面部分が広めに残されています。ただしローバウンスに設定されていますので浅い入射角に合わせたグラインドです。平面部分を広くすることで、フェースをスクエアにして使った時には平面部分で滑らせるように振り抜けやすく、フェースを開いた時には少しバウンスの効きが増えて、ヘッドがボールの下をくぐり抜けるのを防いでくれます。

Kグラインド

トゥ~ヒール方向とリーディングエッジからトレーリングエッジ方向の2方向になだらかな削りを入れたタイプ。設定ロフトは56、58、60度。

Kグラインドは、半径の大きな球面に近い形状のグラインドです。また、ロフト56度はバウンス12度、58度と60度はバウンス8度とバウンスの設定が大きく違います。56度はバンカーで使いやすいタイプになります。58度と60度は緩めの入射角で滑らせるように使いやすいタイプですが、ライが硬くなければ入射角が急でも使えます。バンカー以外ではフェースをスクエアにして使いやすいタイプですが、極端に開かなければフェースを開いても使えるグラインドです。

解説/高橋良明(たかはし・よしあき)
1983年生まれ、東京都出身。2013年プロ入会。ツアーにチャレンジする傍ら、多くのゴルフメディアでクラブの試打を行って来たベテランテスター。DSPEゴルフスタジオ、ヘッドコーチ。

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