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フェアウェイバンカーからしっかり距離を稼ぐ! 大事なのはライの確認と状況判断

もう少しでシングルがシングルプレーヤーになった話

2025/09/22 ゴルフサプリ編集部 もう少しでシングル

ティーショットがフェアウェイバンカーにつかまることは誰にでもよくあります。そんな時に、できれば距離を稼ぎたいと思うのは自然なことですが、無理をすれば大叩きにつながりかねません。フェアウェイバンカーは状況判断と打ち方の工夫で成功率が変わるので、リスクを減らしながら距離を稼ぐ方法を説明させていただきます。

フェアウェイバンカーからクリーンに打つには?

先日、ゴルフ友達とラウンド中にこんな話になりました。ゴルフ友達から「前のミドルホールでティーショットがフェアウェイバンカーに入ってしまった。なるべく距離を稼ごうと思ってユーティリティを持ったら、アゴに当たってバンカーから脱出できなかった。別のケースではダフッてバンカーから出ただけだった。どうやって打ったら距離を稼げるようになるの?」と聞かれました。
私は「アゴに当てるのと、ダフるのはフェアウェイバンカーから最も避けなければいけないミスだよね。距離を稼ぐにはなるべくボールをクリーンに打つことだよね」と答えました。
ゴルフ友達は「クリーンに打つために何か気を付けていることはあるの?」とさらに聞いてきました。私は「多少ボールを内側に入れるぐらいかな。後はいつも通りにショットしている。クリーンに打つこともそうだけど、打つ前の状況判断の方がミスを減らすためには重要だけどね」と答えました。

みなさんは、フェアウェイバンカーは得意ですか? アマチュアゴルファーはバンカーが得意でない方が多いと思います。アマチュアゴルファーはバンカー練習をする機会も少ないので、苦手でもしょうがないと思います。今回はなるべくスコアをロスしないように、フェアウェイバンカーから距離を稼ぐ方法を説明させていただきます。

クリーンに打つ前に状況判断が何よりも重要!

フェアウェイバンカーから距離を稼ぐためにはクリーンに打つことが重要ですが、そのためにはまずは状況判断が何よりも重要です。
まず最初に行うのは、ボールのライの確認です。ボールが砂の上に浮いているのか、それとも沈んでいるかでそもそも使えるクラブが変わってきます。
次にアゴの高さの確認です。アゴが少しでも高ければフェアウェイウッドやユーティリティでトップするとアゴに当たってしまう確率が高くなるので、アイアンで確実にバンカーから出すことを優先する必要があります。
最後に残り距離とクラブ選択です。グリーンを狙える状況であればチャレンジしてもOKですが、少しでもハードルが高いと感じるなら次のショットを有利に打てる場所に刻むことを優先します。例えば、100ヤード前後が得意なら、ユーティリティで無理にグリーン周りに運ぼうとすることもなく、7番アイアンで脱出を優先しながら残り100ヤードに打つ方が気楽に打てると思います。フェアウェイバンカーからクリーンに打ちたいなら状況判断の重要性は一段と高まると思います。

なるべくクリーンに打つためにはどうする?

フェアウェイバンカーからクリーンに打つ方法を説明する前に、アマチュアゴルファーのよくある失敗例を説明します。まずは、ダフリです。これは芝の上と同じ感覚で打ち込もうという意識が強いと起こりやすくなります。また、力み過ぎてフルスイングもNGです。砂の上でバランスを崩しやすく、軸ブレする原因になります。

以上の典型的な失敗例を踏まえて、なるべくクリーンに打つ方法を説明させていただきます。ダフリを防ぐために、スイングは打ち込むのではなくなるべくレベル気味に振るようにします。ボールをいつもより1個分内側に入れるようにするとダフるリスクを下げることができます。
次に、下半身を安定させることです。砂は滑りやすいため、アドレスでしっかり足を埋めるようにします。足を埋めるとクラブを短く持つ必要がありますので、その分1番手大きめのクラブを選ぶようにします。いつもなら7番アイアンで打つ距離でも、6番アイアンを選ぶといった調整が必要です。最後に、なるべくコンパクトなスイングです。フルショットをするとバランスを崩しやすく、トップやダフリのミスを招きやすくなります。スリークォーターぐらいに抑えて打つことで、安定した弾道で距離を稼げるようになります。

フェアウェイバンカーから距離を稼ぐには、状況判断が最も重要です。ライ、アゴ、残り距離、得意距離を冷静に整理し、無理のない選択を行う必要があります。その上で、スイングは「レベル気味に振る」、「下半身を安定させる」、「クラブを1番手上げる」、「コンパクトに振る」ということを意識すれば、ミスを減らしつつ距離を稼げるようになりますよ!

それでは、引き続きアマチュアゴルファー目線で役立つ記事を投稿できればと思っていますので、次回の投稿を楽しみにお待ちください。

プロフィール

もう少しでシングル(ペンネーム)
東京都内在住の40代のサラリーマンゴルファー。2011年にゴルフを始め、現在のJGA/USGAハンディキャップは7.5。2020年にはヘッドスピードアップにチャレンジし、42.4m/sからスタートし、61.0m/sまでアップ。2020年からシングルプレーヤーになる過程を記録するために、ブログ「シングルプレーヤーへの道は遠い?」を運営。

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