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大人になってゴルフを始めた人は「飛ばし」と「正確性」どっちを優先すべき?

【内海大祐のゴルフ研究室】

2025/09/27 ゴルフサプリ編集部

インドアゴルフ練習場でやるべきドリルをご紹介していたコーナーがリニューアル! 「オールデイゴルフ馬橋店」にてレッスン活動をおこなっている内海大祐プロと一緒にゴルフの素朴な疑問をとことん追求していきます!
写真/PMT

子供の頃や学生時代にゴルフをやっていたわけでもなく、社会人になって始める人は少なくはないだろう。40代、50代になって始めよう、と思う人も多いのでは? そんな人はどんな練習をすればいいのだろう? 
始めたときは、とにかく曲がりを気にせず振れ、というのもよく目にするが……。

「生徒さんのなかには大人になって初めた、だからレッスンを受けにきたという人も多くいらっしゃいます。そんな方に僕が初めに教えることは上手くなるためにいかにフェース面を管理するか?です」(内海プロ)

それを覚えるにはいいイメージがあるという。
「それは『引いて押す』です!  初心者に限らず円運動でクラブを振り上げる。そうするとトップに来る頃には、もう面の意識とか消えてしまっている人がほとんどです。この面の意識が消えないようにしないと!」(内海プロ)

早く上達するならフェース面の意識が必要。

手のひらをクラブフェースと考えたら写真のように構えるだろう。そこからボールを飛ばすには、手のひらを「引いて押す」と内海プロは言う。

「『引いて押す』が理解できればボールは真っすぐに飛ぶでしょう。ですから初心者には、いわゆるインパクトゾーンの練習をずっとさせます。インパクトゾーンでは小さいスイングもフルスイングも同じ動きで、ヘッドの通り道は同じです。クラブを振り下ろしてから『押す』が入っています。テークバックでは『引く』。ですからインパクトゾーンで『引いて押す』ができればフェース面の管理ができます」(内海プロ)

手のひらをフェースと考えインパクトゾーンでは「引いて押す」イメージ。

「究極は手のひらで構えて打ちたい。そう考えると手首を返していくよりか、引いて真っ直ぐ押すのほうが厚いインパクトがイメージできます」(内海プロ)

練習法はスプリットハンド。
「普通にグリップを握ると手のひらとヘッドが遠いので、あえてスプリットハンドで構えて、右手をパーにしてクラブフェースと手のひらを同じ向きにする。そしてそのまま『引いて押す』をやって、これを身に着ける。僕のレッスンでは初心者の人にはこれを1か月くらいやってもらっています。そうするといつの間にかフルスイングしたときもビシバシ当たるようになって、小さなスイングでも150ヤードくらいは飛ばせるようになっています。これだけでもじゅうぶんコースに出れます」(内海プロ)

右手でフェース面を意識して「引く」。
右手でフェース面を意識して「押す」。

「このドリルでは距離を稼ぐのではなく、真っすぐ飛ばす練習を意識しましょう。だからといって軽く打つのではなく、面の管理ができるスピードで打って練習しましょう。やがてスプリットハンドをやめても、手のひら=クラブフェースのイメージがついているので『引いて押す』はやり続ける。だいたいハーフスイングでやること。スイングを大きくしている場合は、軸をキープして右の股関節までは引いて、それ以上は引けないのでクラブを上げる。フォロー側は左股関節より先は押せないのでその先はクラブが上がっていく。こうなればいいスイングになっています。年齢がいってからゴルフを始める人にはオススメのドリルです」(内海プロ)

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