- TOP メニュー
- ツアー速報・関連情報
- 堀琴音のピンクシャフトの正体は? アイアンとユーティリティは 9年前に負けたときと同じモデルだった。
堀琴音のピンクシャフトの正体は? アイアンとユーティリティは 9年前に負けたときと同じモデルだった。
「1番こだわっているのはユーティリティです」
写真/JGA提供 本誌編集部
国内最高峰の一戦「日本女子オープン」を制した堀琴音。優勝したときのセッティングを調べるとシャフト、ユーティリティ、ウェッジに独自のこだわりがあった。
クラブ契約フリーの堀琴音のセッティングはここ2、3年ほとんど変わっていない。ドライバーは2022年モデルの『ローグST トリプルダイヤモンド』、アイアンセットは2016年モデルの『ツアーB X CB』、ユーティリティは2012年モデルの『ツアーステージ XドライブGR』。アイアンとユーティリティは9年前に畑岡奈紗に逆転された「日本女子オープン」でも同じモデルを使っていた。
フェアウェイウッドは比較的新しいモデルを使っており、3番ウッドと5番ウッドは『パラダイム Ai-SMOKE』、7番ウッドは『Qi35』。優勝会見で堀琴音は14本のクラブの中で1番こだわっているクラブについて語っていた。
「私にとってはユーティリティが生命線だと思っています。その生命線はぶれてはいけない。(モデル)を変えずに頑張ろうと思います。ユーティリティには一番こだわっています」
ドライバー、3W、5W、7Wまで重さ・硬さも同じにしていた
クラブだけではなく、テレビ中継ではピンク色のシャフトも目立っていた。堀はドライバー、3番ウッド、5番ウッド、7番ウッドでピンク色のシャフトを使っている。このシャフトの正体はグラファイトデザインの『ツアーAD HD』。市販されているのは白と青のシャフトだが、堀は専用オリジナルカラーでピンクにしている。シャフトの特徴としてはフェード系の中弾道。かつてドローヒッターだった堀だが、森守洋コーチのアドバイスもあり2021年シーズンからフェードヒッターに変更。その頃から『ツアーAD HD』のシャフトを使うようになった。
もう一つ、このシャフトには秘密がある。堀はドライバー、3番ウッド、5番ウッド、7番ウッドのシャフトをすべて50グラムのSフレックスで統一。セッティングのセオリーとしては「10グラムずつ重くする」と言われていたりするが、あえて7番ウッドまで同じ重さ・硬さにして振り感を揃えている。
初優勝したときからウェッジは地クラブを使用
ウェッジは群馬県にある地クラブメーカー『ジューシー』の『tTウェッジ』。プロから人気の地クラブで男子では清水大成、浅地洋祐、女子では稲見萌寧も使っている。堀は2021年に初優勝したときから、ずっとジューシーを使っている。
パターは長尺モデルの『スコッティキャメロン フューチュラ X デュアルバランス』。約2年前から長尺パターを使いはじめた堀だが、パターは複数のモデルを使い分けており、今シーズン 前半もオデッセイの長尺パターを使っていた。『スコッティキャメロン フューチュラ X デュアルバランス』に戻したのは秋になってからだが、そのパターがビッグタイトル獲得に大きく貢献した。
「先週は予選落ちしていて、今週も練習ラウンドのときはあまり良くなかった。だから予選通るくらいかなと思っていました。でも、試合に入ったらもうやるしかないと思っていて、意外と良かった。9年前と違うのは今年は4日間を通して結構いいパッティングが打てました。それが自信になりました」
長尺パターを使っている選手が日本女子オープンを制したのは初のこと。それは大きな自信になっただろう。
5ラウンドして1、2回しか使わないクラブは抜いてもOK! スコアを良くするクラブセッティング
みなさんは、何をきっかけにクラブセッティングを見直していますか?私はスコアを良くしたいと思っていますので、ラウンド中...
女子ツアーでもユーティリティ比率UP!アイアンの代わりにユーティリティを使用する際の注意点
レディースゴルファーだけでなく、最近は男性もアイアンの代わりにユーティリティを使用するゴルファーが増えている、その理...