米ツアー4年目の渋野日向子は現在ポイントランキング104位、来季のシード権が難しい立ち位置だ。今週から始まる同ツアー・アジアシリーズ4試合には出場権がないため、日本ツアー3試合に出場。自身にとって実質最終戦かつシード獲得のラストチャンスとなる「アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン」(11月13〜16日)に向け、実戦でゴルフの建て直しを図るかまえだ。

国内3連戦の初戦「スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント」は渋野にとって験のいい大会である。2019年は国内メジャー「ワールドレディスサロンパスカップ」でのツアー初優勝を皮切りに国内で4勝し、「AIG全英女子オープン」をも制覇。破竹の勢いを見せた渋野も、翌2020年は勝ち星なし。2021年も未勝利のまま迎えた本大会で4人でのプレーオフを制して2年近いスランプから抜け出した。思い出深い場所に4年振りに帰ってきた渋野が大会に向けて意気込みを聞かせてくれた。

「やっぱり勝った試合にはすごく思い入れがあるので、ここに帰ってこれたことにすごく興奮しています。(主催者推薦で)このチャンスをいただけたことは自分にとってすごく大事なこと、無駄にはしたくないなと思っています」(渋野)

今大会では2021年の復活劇の再現が期待されるが、渋野自身、本来のリズムとシブコスマイルを取り戻せるかどうかがカギと考えている。

「今年はリズム感が崩れて固まってしまうことが多かったので、一定のリズムとか体を大きく使うとか初歩的なことを気にしています。向こう(海外)では試合中に笑顔が少なくなっていることは自分でも分かっていますが、日本に帰ってきたので(笑顔も)戻ってくると思います。練習ラウンドも楽しく、すごく笑顔で回れたので、それを試合でもお見せできたらいいなと思っています。結果がすべてですが昔の自分を思い出しながら(自信を)取り戻していければいいかなと思っています」(渋野)

明日からの3日間でどれだけシブコスマイルが見られるか。ファンの温かい声援が大きな後押しになることは間違いない。