初日のラウンドは「ゼンゼンタイヘン!」(ザンダー)
この日集まったのは、全国から選ばれた20名のジュニアゴルファーたち。試合中も、強風が吹きつけるコンディションだったが、「今日のラウンドはどうでしたか?」という質問に、笑顔で「ゼンゼンタイヘン!」と日本語で返し、会場を和ませてくれたザンダー。
「風が強くて大変でしたが、若いゴルファーにとっては、いろんなコンディションを経験するのが大切。今日のような日もいい練習になったと思います」と優しく語ってくれた。
日本が大好きなザンダー
来日について聞かれると、「9歳の頃から日本に来ています。毎回楽しみにしているので、こうしてまた戻って来られて嬉しい」と、日本のことが大好きだというザンダー。
ジュニア時代について聞かれると、「僕は若い頃、全然上手じゃなかったんです」と意外な言葉が。続けて、「13歳から父と練習を始めて、毎年“去年よりも良くなる”ことを目標にしてきました。素晴らしい人たちに囲まれて練習できたことが、自分を成長させてくれた」と貴重な話にジュニアゴルファーたちも真剣そのもの。
「もし今、学生時代の自分にアドバイスできるなら?」という問いには、「“我慢強くなってください”と伝えたいですね。それと、“父の言うことをちゃんと聞きなさい”とも(笑)」と、少し照れくさそうに笑った。
日本のジュニアについては、「僕の友人に、子どもの頃からの仲間でツアープロになった選手がいます。日本のジュニアは、昔から正確なショットを打つ選手が多い。そういう文化や環境があるのは素晴らしいことだと思います」と、真剣な表情でコメントした。
ジュニアへワンポイントレッスンも!
クリニックでは、今年の日本アマ優勝者の道上嵩琉選手へのワンポイントレッスンも実施。「もっと飛ばすにはどうしたらいいですか?」という道上選手の質問には、「とにかくワークアウト!筋トレですね」と即答。さらに「ダスティン・ジョンソンが教えてくれたんだけど、15球くらいを思い切り強く打つ練習をするといい。正確な練習をしたあとに、しっかりパワーをつけるんです」とプロの練習法を伝授した。
さらに、「優勝したわけだから、変えずに少しずつ良くしていくことが大切。いろんな人がアドバイスしてくれるけれど、変えない勇気も必要です」と力強くアドバイス。
ザンダーが迫力あるショットを披露
デモンストレーションでは、ジュニアゴルファーが見てみたいショットの要望に応え、見事なナイスショットを連発。「これがラウンドで出たらなぁ」と冗談を交え、会場を笑いに包んだ。ウォームアップをしていなかったジュニアのショットにも「ショウガナイ!」と日本語でフォローし、ナイスショットには「スゴイ!」と声をかけるなど、温かく丁寧な対応が印象的だった。
「このクリニックで何か一つでも持ち帰ってくれたら嬉しい」と話すその姿からは、世界王者としてだけでなく、若い世代に真剣に向き合う一人のアスリートとしての誠実さが感じられた。
ジュニアゴルファーにお礼のお土産を渡し、最後の最後までサインを書いてあげたザンダーは、本当にナイスガイ。
穏やかでユーモアにあふれたザンダーの笑顔は、未来のゴルファーたちに刺激を与えたに違いない。




