1. TOP メニュー
  2. テクニックに効く
  3. グリーン奥からのアプローチ、SWとPWどっちが正解? 左足下がりで安全に寄せるコツ

グリーン奥からのアプローチ、SWとPWどっちが正解? 左足下がりで安全に寄せるコツ

もう少しでシングルがシングルプレーヤーになった話

2025/10/20 ゴルフサプリ編集部 もう少しでシングル

グリーン奥にこぼれ、しかも左足下がりのライ。アマチュアゴルファーにとって、これほどイヤな状況はありません。ピンまでの距離が短く、上げて止めたいと思うほど、トップやザックリのリスクが高まる場面です。そこで悩むのがクラブ選択。SWで上げるべきか、それともPWで転がすべきか? 今回は、両者の特徴を比較しながら、PWで安全に寄せるための実践的な打ち方を説明させていただきます。

グリーン奥から下り傾斜のアプローチはSW、それともPW?

先日、ゴルフ友達とこんな話になりました。ゴルフ友達から「前のロングホールで3打目がグリーンオーバーして、奥からの下り傾斜のライからのアプローチだった。SW(サンドウェッジ)で打ったらショートしてグリーンまで届かず、また下りのライからのアプローチになった。PW(ピッチングウェッジ)で転がすとオーバーしそうだし、SWとPWのどちらが安全だと思う?」と聞かれました。
私は「あのアプローチは避けたいミスだったよね。結局5打目のアプローチも寄らずに、3パットでトリだったからね。PWでとりあえずグリーンに乗せるのが正解だと思うよ」と答えました。
ゴルフ友達から「グリーン奥からのアプローチはついつい上げて止めたくならない?」とさらに聞かれました。私は「上げてピンそばに止めたくなる気持ちはよくわかる。でも、左足下がりのライからのアプローチはアマチュアゴルファーにとって難易度が高いから、多少ピンから遠くてもグリーンに乗せるのが安全策だと思う」と答えました。

みなさんは、左足下がりのライからのアプローチは得意ですか?アマチュアゴルファーで得意という方はあまり聞いたことがありません。ショートしてまた左足下がりの難しいアプローチをするよりは、グリーンに乗ればOKと考える方が安全な選択だと思いませんか?

アプローチが苦手ならどっちを残す? ちょっと半端な50ヤード、フルショットできる100ヤード

刻む距離を決めるとき、50ヤードと100ヤード、どちらを残すべきか迷ったことはありませんか? アマチュアゴルファーに多い30...

あわせて読みたい

SWはリスクが大きく、PWが安全!

アプローチと聞くと、反射的にSWを選ぶアマチュアゴルファーは多いですが、左足下がりではその選択が裏目に出ることが少なくありません。SWはロフト角が多く、バンスも厚い構造です。このバンスが地面に跳ねてトップになるのが典型的なミスのひとつです。打ち込もうとするとザックリのミスも出やすくなります。
また、SWで高く上げようとするとフェースを開くことになります。左足下がりで開くとさらにロフトが寝て、インパクト時にフェースがボールの下をくぐり、ボールが全然飛ばずにグリーンまで届かないこともあります。
一方でPWはロフトが立っており、バンスが少ないため、地面への抜けが良く、致命的なミスが起こりづらくなります。低く出して転がす球筋が自然に出るので、グリーン手前から転がしてグリーオンさせることができます。ボールが止まらずにピンに寄らないこともありますが、パターを頑張って2パットでホールアウトすることを目指しましょう! 結果的に、左足下がりのような難しいライではPWの方が安全でリスクが少ない選択でスコアを守ることにもつながります。

PWで安全に寄せる3つのポイントは?

次のページ