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風に負けない番手選びと打ち方のコツ。アゲンスト、グリーンは硬くて止まりにくい、そんな時どうする?

もう少しでシングルがシングルプレーヤーになった話

2025/10/23 ゴルフサプリ編集部 もう少しでシングル

成功確率が高いのはスリークオーターの8番!

アゲンストで130ヤードを残したとき、8番アイアンと9番アイアンのどちらを選ぶかは悩ましいところです。8番なら風に強く、打ち出しを低く抑えられる反面、スピン量が減って止まりにくい。9番ならスピンが効いて止まりやすい一方、風の影響を強く受けてショートしやすい。特に風速が3〜5メートルを超えると、9番のフルショットでは届かないケースが多く、風の読み次第で大きな誤差が出ます。

そこで現実的なのが、8番アイアンでスリークオーターから8割のスイングです。これなら打ち出しを抑えつつ、キャリーで120〜125ヤード前後を確保でき、グリーン手前から転がして乗せる展開が狙えます。ボール位置は通常より1個分右寄りにセットし、体重配分は左6:右4で固定します。バックスイングを肩の高さまでに抑え、フォローを小さくすることで弾道を低くできます。
狙いはピンではなく、グリーン手前3〜5ヤードです。そこにキャリーさせてワンクッションで転がすイメージが理想です。キャリーが足りずにグリーン手前にボールが残ってしまってもアプローチが打ちやすいエリアなら寄せワンを取ることもできます。また、8割のスイングなら距離が安定し、風の影響も最小限に抑えられます。アゲンストで一番避けたいのは、無理に9番で高い球を打って風に戻され、グリーン手前のバンカー等のハザードに入れてしまうことです。風と硬いグリーンの両方に対応するには、番手を上げて弾道を抑えることが最も確実な方法です。結果的に、奥のミスを防ぎ、寄せワンのチャンスを残せる攻め方になります。

強風のアゲンストで硬いグリーンを狙うなら、9番で強振よりも8番で抑えたスリークオーターが正解です。手前から転がすイメージで打てば、風にも負けず、奥のミスも防げます。風に逆らうより、風を利用する賢い攻め方を身につけましょう。そのためには普段からフルショットだけでなくスリークオーターで打つ練習も必要になりますよ。

それでは、引き続きアマチュアゴルファー目線で役立つ記事を投稿できればと思っていますので、次回の投稿を楽しみにお待ちください。

プロフィール

もう少しでシングル(ペンネーム)
東京都内在住の40代のサラリーマンゴルファー。2011年にゴルフを始め、現在のJGA/USGAハンディキャップは7.5。2020年にはヘッドスピードアップにチャレンジし、42.4m/sからスタートし、61.0m/sまでアップ。2020年からシングルプレーヤーになる過程を記録するために、ブログ「シングルプレーヤーへの道は遠い?」を運営。

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