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ダウンスイングでは力を真下に向ける。インパクトで胸が開いてしまう人は試してみて

連載 ゴルフお悩みレッスン「われらアマチュアお助け隊」【第80回】

2025/11/27 ゴルフトゥデイ 編集部

巷で人気の個性豊かなティーチングプロが、ワンポイントに絞ったレッスンで、アマチュア読者のお悩み解決に挑む! 今回は、飛距離は出るけど曲がりがひどくて困っているアマチュアのお悩みを取り上げます。

ゴルフトゥデイ本誌641号/100~103ページより
協力/エースゴルフクラブ赤坂 取材/平山 讓 撮影/相田克己

今月のアマチュア、郭澤宇さんのお悩み

郭澤宇さんのお悩みは…

毎日筋トレし、球打ちは週に3回! 飛距離は出るようになりましたがスライスがひどくて……長年テニスをやってきたのでそのクセがスイングに残っているのかも…

ゴルフ歴1年
スポーツ歴テニス
平均スコア110
ドライバー飛距離300ヤード
好きなクラブ7番アイアン
好きなプロブライソン・デシャンボー

今月のお助け隊員/赤坂友昭プロ
ドライバーのお悩みワンポイントに絞って解決しましょう!

郭澤宇さん
よろしくお願いします!

郭さんのショットを見てみましょう!

さすがに300ヤード飛ばすだけあって豪快なスイングです。ご本人がおっしゃるように、テニスのクセが見受けられますね。

主な原因はココだ!!

テークバックではクラブフェースが、インパクトでは胸が開いてしまいテニススイングの応用のようなスライスが出やすいスイングになり球を擦るようなミスが頻発していた!

(写真上)テニスのスイングをゴルフに応用したような胸が開いたインパクトはスライスの原因に……(写真下)インパクト時には胸がまだ球の方を向いているようなカタチがいい!
(写真上)テニスのスイングをゴルフに応用したような胸が開いたインパクトはスライスの原因に……(写真下)インパクト時には胸がまだ球の方を向いているようなカタチがいい!

テークバックからフェースが開き気味!

(写真左)スライス傾向の人はテークバックからクラブのフェースが開き気味なら注意!(写真右)開き気味ならフェースを閉じながら上げていく意識でちょうど良くなる!
(写真左)スライス傾向の人はテークバックからクラブのフェースが開き気味なら注意!(写真右)開き気味ならフェースを閉じながら上げていく意識でちょうど良くなる!

ワンポイントレッスン

飛球線方向に向かって振らずラケットを地面に向かって振ってみましょう!

POINT

ラケットのガットの面を下に向けていく感覚で意識を「目標」ではなく「球」に向けてみましょう!

ここをチェック!

【テニスとゴルフのスイングの違い】
(写真左)テニスは打つ球の位置と目標の方向が同じだから……(写真右)インパクト時には胸が目標方向へ開いてしまいがちに!

【下の球を打ち抜く意識がいい!】
(写真左)飛球線方向ではなくトップから「下へ!」の意識を持って(写真右)地面の球をしっかり打ち抜くことで球は目標へと飛んでくれる!

カンタンな練習の繰り返しでミスを減らしましょう!

【インパクトで完了球打ち】

インパクト時に胸が開いてしまう人はこんなドリルも。ハーフスイング程度にテークバックしたら、インパクトまででスイングを完了する。胸は地面を向けて終わる。それでも腕はフォロースルーまで余韻で出てOK。これだけでも球は飛んでくれますよ!

お悩み解決!

Before
「目標」を意識した胸が開いたスライスが出そうなスイングが…

After
地面にある球を打ち抜いてしっかり球がつかまるスイングに!

今回のお助け隊員

赤坂友昭

【数多くのプロに教える
理論をアマチュアにも】


現役時代からトータルゴルフフィットネスにてトレーニングを学ぶなど精力的に活動。コーチに転向後は、クラブ力学・物理学・運動力学という根拠のあるものを日々追求。現在は上記の他、東京ゴルフスタジオにて、数多くのプロに教えている理論を、わかりやすくアマチュアにも指導している。