「パターがショートばかり…」その原因とラウンド中にできる即効リカバリー術
もう少しでシングルがシングルプレーヤーになった話
ラウンド中に「今日のパット、ぜんぜん届かないな…」と感じたことはありませんか?距離感が合わない日ほど、ラインを読んでもスピードを合わせても、なぜかカップの手前で止まってしまう。そんな日は感覚の問題と思われがちですが、実際には明確な原因があります。ショート病をその日のうちに立て直すには、原因を正しく理解し、ラウンド中にできる修正を積み重ねることが大切です。
ショート病の日にやるべきことは「技術」より「意識」のリセット
先日、ゴルフ友達とこんな話になりました。ゴルフ友達から「今日はパターがショートばかりする。練習グリーンではタッチが合っていたのに・・・。何が悪いと思う?」と聞かれました。私は「私もよくある。原因はいろいろあると思うけど、オーバーを怖がってストロークが緩んだり、そもそも練習グリーンと本番のグリーンの転がりが違うこともあるかな」と答えました。ゴルフ友達は「ショートばかりの日はどう対応するの?」とさらに聞かれました。私は「原因によって修正方法は変わるけど、ショートばかりの日は開き直ってオーバーOKで打つかな」と答えました。
みなさんは、ラウンドに行って、パターがショートばかりの日を経験したことはありませんか?スタート前にパター練習をしていない日はタッチが合わなくて当たり前なのですが、パター練習をしてタッチを合わせたのに、ショートばかりだとフラストレーションがたまってスコアに悪影響を及ぼすこともあります。ショートばかりでイライラする前に修正案を試してみましょう!
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ストロークが緩む? タッチが合わない? ショート病の“心理的トラップ”を知る
パターがショートばかりするのは、ストロークが緩んでしまったり、グリーンの環境の変化に対応できていなことが主な原因です。オーバーしたくないという心理から、無意識にインパクトを緩めてしまうことがあります。すると、ヘッドスピードが落ち、ボールにエネルギーが伝わらずショートしてしまいます。特に入れごろ外しごろの2~3メートルの距離で多発しやすいです。慎重に打とうとすればするほど、フェースが減速し、ボールの転がりが悪くなるのです。
また、練習グリーンと本番のグリーンの転がりが違うこともたまにあります。加えて、グリーンのスピードも朝と午後で変わります。グリーンが湿っている朝は重く、乾いてくる午後は速くなりますし、日当たりの違いもグリーンのコンディションに影響します。こうした変化を感じ取れないと、ショートが続いてしまいます。
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ラウンド中でもできる!ショートを防ぐ4つの修正チェックリスト
ラウンド中にショートばかりすると思ったら、まずは深呼吸をして心をリセットし、次の4つを確認してみましょう!
(1)ストロークのテンポが遅くなっていないか?
(2)振り幅が小さくなっていないか?
(3)グリーンが遅くなっていないか?
(4)オーバーを怖がっていないか?
この4点を確認すれば、ショートばかりする原因を特定できます。
ストロークのテンポが遅くなっているようであれば、「1・2・3」のリズムで素振りをします。1でテークバック、2でトップ、3でインパクトです。素振りを繰り返せば、インパクトで緩むことなく自然に振り抜けるようになります。振り幅が小さくなっているようであれば、素振りをしながらご自身の振り幅の基準を思い出しましょう。
また、グリーンが思ったよりも重いと感じたら、グリーンスピードを再調整する必要があります。「オーバーOK」の意識を持つことも重要です。50センチ強めで打ってもショートばかりの日はそれほどオーバーすることはありませんし、返しのパットを入れるだけです。
パターのショートは技術的なミスではなく、テンポ・振り幅・環境・心理のズレが重なって起きるものです。大切なのは慎重さよりも、リズムよく振り切る勇気!オーバーを恐れず、テンポを信じてしっかり打つことで、ボールはスッとカップまで転がるようになります。
それでは、引き続きアマチュアゴルファー目線で役立つ記事を投稿できればと思っていますので、次回の投稿を楽しみにお待ちください。
もう少しでシングル(ペンネーム)
東京都内在住の40代のサラリーマンゴルファー。2011年にゴルフを始め、現在のJGA/USGAハンディキャップは7.5。2020年にはヘッドスピードアップにチャレンジし、42.4m/sからスタートし、61.0m/sまでアップ。2020年からシングルプレーヤーになる過程を記録するために、ブログ「シングルプレーヤーへの道は遠い?」を運営。
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